葛藤
1か月病休を取ることになり、地獄のような職場から離れられた安心感と同時に採用2年目でこんなことになってしまったことへの不安感が入り交じり生きた心地がしませんでした。
そんな精神状態なので外に出かける気力もなく、楽しいと感じていた趣味も楽しめなくなり、完全に無気力状態になって終日寝込んでいました。
病休に関する両親の考えは真っ二つに別れました。
母は凄く心配してくれたのですが、父は「甘え」「サボり」と言って激怒していました。
この頃から父とは距離をとるようになりました。
病休取得から1週間ほど経つと係長の怒鳴り声がフラッシュバックして気持ちがソワソワしたり、睡眠障害を起こすようになり一度落ち着いた気持ちが乱れ、係長が全面的に悪いと憎悪の念を持つようになりました。
病休2週目に主治医に相談すると「係長のやっていることはパワハラだから今後関わらない方がいい、出来れば異動した方がいい」と言われ、その旨を記載した診断書を書いてもらいました。
病休3週目になると復職するかどうかを決めるため産業医面談が行われました。
私は主治医に書いてもらった診断書を産業医に渡したのですが、産業医からは「係長はパワハラをしていないと聞いている」「年度途中で異動させることは出来ない」と一蹴されました。
復職すればまた地獄のような環境で仕事をしなければいけないが、病休を延長したところでこれ以上良くなる見込みもない、下手すると休職になるかもしれないと考えこのまま復職することにしました。
1か月職場から離れただけで孤独感や不安感に押しつぶされそうになったので、それならえいやの勢いで復職した方がマシだという考えがありました。
しかし、この選択が更に私を苦しめることになります。
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