見出し画像

日記5/17

雨の月曜。蒸し暑い。裸族になりたい気持ちを抑えながらなるべくさらさらした軽い服を選んで着る。淡々と一週間のはじまり。

職場のデスクに、書類の山が増えてきた。緊急事態宣言中は時短勤務なので、なかなか仕事が捗らない。紙が大量にあるのを見ると落ちつかないのでなるべく早く片付けたいのだけど。まずはお茶を入れようと給湯室へ行くと、今度は水切りカゴのぬめりが気になる。軽く洗ってハイターにつけておく。ひとつずつ、身の回りをさっぱりさせていくのだ。お茶をいれにきたTさんと少し話す。Tさん、フランス漫画のタンタンに似ている人。今日も似てるなぁと思う。少し気持ちがほっとする。

某報告書の内容をチェックしたり、修正の依頼をかけたりしながら、結局残業してしまった。いつももっと効率のいいやり方ができないかと考えてるけど、なかなかむずかしい。あほなんだろうか。帰りの電車で、ぼーっと外をみながらラジオを聴く。オザケンの曲。なつかしい。僕らが旅に出る理由。この前コンビニに入ったら、店内にジュディマリやパフィーなど90年代後半のヒット曲ばかりが繰り返し流れるので、タイムスリップしたのかと思った。オザケンに関しては、当時は曲よりも、オリーブでの連載エッセイのファンだった。そして音楽はホフディランばかり聴いていた。あの頃の音楽を聴くと、すごくよく知っている自分が戻ってくる感じがする。今の自分より親しい自分なように思う。いつでも自分でいるはずなのに、あの頃だけとても濃い感じ。好きなものが少しずつ定まっていった時期だからだろうか。コトコト電車に揺られながら、たどり着くのは、いつもあの頃の続きなのだけれど。


いいなと思ったら応援しよう!