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風向きが変わる、再び。

ふるさと納税事業に携わって約10年。1年として同じような年はなかったような気がします。

基本的には年末に寄付が集中、特にクリスマス以降はフィーバーが続き、年をまたいだ途端にピタッと止まる、という感じ。それでも、ここ数年は法改正も入ったりで、改正前に”駆け込み”が発生すると、その時期や年末は通常の心構えが通用しないような感じです。

そして昨日の報道。
ざっくり言うと、寄付に付帯してたポータルサイトのポイントや広告の規制等が入るという改正。これでまた市場全体の風向きが変わります。これについての”駆け込み”が発生するのはまだ来年の話だけども、市場全体が大きく変わりそうな予感。寄付者側に立って考えると、個人的には還元率が変わった時よりもお得感が減るようなイメージを受けます。

こうなってくると、従来の寄付者がそもそもふるさと納税を必要とするのか、ということにも疑問を持たなくちゃいけない。法改正後はおそらく、ふるさと納税離れが少なからず起きます。戻ってくる寄付者もいるのかもしれないけど、確実に減ることは予想されます。これが、自治体間の”価格競争”の方に火をつけなきゃいいけど、とひっそり心配したり。

最後に生き残るのは、求められるのは何か。

お金を超えて、惚れさせる何かを持つものだけが残るような、そんな気もします。本質をつかまないと、いたずらに波に飲まれるだけの状態になるのは目に見えています。

まだみんな戦々恐々としていて情報収集している状況だと思います。
でもひとつ確実に言えることは、ふるさと納税市場はいつだって「先手必勝」だということ。


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