自由律俳句3句&絵本
こんな時だけZ世代
Tシャツにレギンス姿でさっそうと街を謳歌する若い女性。素敵だね、そう思ったのが記憶に残っていたのだろう。
「これ、どうかな?」「いいんじゃない?」「え?そう?ま、いっか、Z世代もそうしてるみたいだし。」「そうなの!」「そうそう!」
そう言ってしまえば、オリジナルファッションも今流行の、となる?
「今日くらいはいいよね」が続いてた
「今日くらいいいよね」「いいよいいよ」「あれ、昨日も言ってたっけ?」「そう?」
甘すぎるお菓子、カロリー高すぎる食事。今日くらいま、いっか~がけっこう続いていたりすることに気付いた時を詠んでみました。
ま、いっか、てか、仕方がない
開き直る、でもそれはダメでしょとなりますが、後の祭りみたいな風景を詠んでみました。
ここからは絵本になっています。
絵本「お菓子の国な人々」
また?この感覚?何これ、どこかにきっと、あるわね。
「さあ、それはどうかしら?あなたにみつけられるかしら?でも、もうみつけちゃってんでしょ。」
「わー、わかるわかるー。私も見つけちゃったわ、フフフ。楽しみだわ。」
「え?何を見つけたのよ、教えなさいよ。私も知りたいわ。」
「あなたちぃが見つけたい事、それはスイーツ、もう知ってるわよ。だけどね、もう既に先約済みよ、残念だわね。」
「先約です。ワクワク、何から食べようかなん。」
美味しいスイーツが先に食べられていたので、みんな意気消沈しましたが、ここはスイーツ惑星。
「じゃあ、私はこれを」
「そ、そんなに食べても大丈夫なの?」「ま、いいでしょ、今日くらいは。」「じゃあ、私はこれを。」
「ポテチ!カロリーの女王ね!」「ま、いっか、今日くらいはね。」「じゃぁ、私はこれを。」
「ま、いっか、これも。」
「甘くて高カロリーそう、でもとっても美味しそうね。じゃぁ、私もこれを。」
「ここはお菓子の国だったわよね。」「そうよ!」
「美味しいケーキばかりが並んでいるわね」「どうやら、ケーキの中には、ケーキの妖精が住んでいるらしいわよ。」「みつけるといいことがある、そう信じられているらしいわ。」「あれ!?これってもしかして!!」
「ケーキの妖精!!」「てか、目立ち過ぎない?」「すぐ見つけられたわ」「ま、いっか。」「そうだね。」
なぜか妖精は目に涙をためていました。まさか、その後の結末の事を誰が今知るでしょうか。
「ここにもいるわ。」
「ここにも。」
「ここにもほら♡みっけ。」
「たくさんいるわね、てか、デコレーションでしょこれ。でも、可愛いわね!」
そう、妖精だと思っていたのはケーキのデコレーション。妖精は実はここにいたのでした。
お菓子の国ですから、外もお菓子ばかりが並びました。
「本当のお菓子で出来ているのね!」「お菓子の国だからそうでしょ。」屋根に上っては、ソフトクリームをたいらげたのでした。「外にも妖精はいました。」
「スイーツの妖精ね!」「どうやったらなれるのかしら?」「スイーツ、たくさん作ってるわね。」「甘くて美味しそう!」
「どうぞどうぞ、でも、この8つのスイーツだけは食べないでね。」
そう渡されたのは見た事もない美味しそうなスイーツばかりでした。でも、妖精は9個目のスイーツを見せるのを忘れていたのでした。
ある日、スイーツ星のスイーツの神々が驚いて言いました。「これを食べちゃったわけ?」見た目は普通にキャンディでしたが、実はお菓子の国の住人になるお菓子の国の神々からの貢物、これが9個目の禁断のスイーツだったのでした。
「ですが、何か?」
「え!!!」
「キャー、何これ!?」
「新種のソフトクリーム?」
「だったらいいわね。」「きゃーそうね!」
「でも、違うみたいね、だったら水あめ?」
「飴細工?」「違うみたい!水飴の雨が洪水になって、川が水飴になってしまっているわ!」
目が醒めた時にはもう人間には戻れなくなってしまっていました。でも、
お菓子の国のアリスに変身!?
キャンディーアリスは言いました。「これで、毎日スイーツ三昧ね!!」
モンブランアリスは言いました。「私はモンブランにしてもらったわ。」色付けしたモンブランで作ってもらったのでした。
[END]