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新しいベーシックインカム構想~寄付と共創から芽生える持続可能なwinwinの関係性~幸福度UP&貧困と貧困にかかわる諸問題を軽くするための取り組みに向けて⑱~ 「自由な時間」に「労働の対価」よりも価値を感じる場合の「自由に選択可能なシステム」

新しいベーシックインカムの条件はこちらです。


条件:
・年収240万円以下(15歳以上)の人
・毎月の支給額が10万円以下の年金受給者
・18~22歳の人

生活費の歯車になる苦痛

会社の歯車になるという言葉があります。確かに会社の歯車で悩むことがあると思います。ですが、今回の年収240万円以下に始まる条件の場合、そのニュアンスとは少し違う苦痛があります。生活費の歯車になるという感じです。

貯金ができない:

生活費と家賃で収入がほぼ消えてしまうため、貯金ができません。これにより、将来の不安が増し、経済的な安定が得られません。

嗜好品や旅行が難しい:


収入が限られているため、嗜好品や旅行などの楽しみを手に入れることが難しくなります。これにより、生活の質が低下し、精神的な満足感が得られません。

時間だけが過ぎる:


数年後に解消される見込みがない場合、時間だけが過ぎていき、経済的な状況が改善されないまま過ごすことになります。

休日も働く必要がある:


収入を増やすために休日も働く必要がありますが、体力がない場合や持病がある場合、翌日に弊害が出てしまうことがあります。

新しいベーシックインカムのメリットの概要

新しいベーシックインカムは、対象となる人にとって、生活費の歯車になっている状況を改善するためのシステムです。このシステムは、経済的に困難な状況にある人々に対して、基本的な生活費を補助することで、時間に余裕をもたせたり、必要な生活を維持したりできます。

さらには、受給者であること、非対象者になることを自由に選択できるので、より高みもめざせるシステムです。

新しいベーシックインカムの目的


経済的安定の提供:


生活費の負担を軽減し、経済的な安定を提供することで、将来の不安を軽減します。

生活の質の向上:


基本的な生活費を補助することで、嗜好品や娯楽、旅行などの楽しみを手に入れる余裕を生み出す機会が提供できます。


自由な時間の増加:


支給額分の生活の質を向上させ、同時に支給額分だけの労働時間の削減、自由な時間が確保できます。これにより、家族や趣味、ケアに時間を使う余裕が生まれます。

健康管理の支援:


自由な時間が増えることで、健康管理やリフレッシュの時間を確保しやすくなり、健康状態を維持しやすくなります。結果的に医療費の負担を軽減し、健康管理を支援することで、健康状態を維持しやすくします。

教育やスキルアップの機会:


経済的な余裕、自由な時間を利用して、教育やスキルアップのためのコースやトレーニングに参加することができます。これにより、将来的な収入の向上が期待できます。

活用編:
夫婦や親子など同居者同士でベーシックインカムを活用することで、世帯全体の収入が増え、生活の質が向上します。例えば、夫婦でそれぞれ240万円の年収を保ちながら、自由な時間を増やすことができます。これは、ベーシックインカムで年収14万円/月×12か月=168万円と240万円の差額72万円を働いて補填する場合です。
新しいベーシックインカムでは、年収240万円をこえないかぎり、給付をうけながら働くことも可能なシステムです。


対象上限額240万円の妥当性

時間の価値>労働の対価となるような、労働の対価上限が240万円であること、つまり新しいベーシックインカムの受給対象額が妥当であるか否かについても、コパイロさんに意見を聞いて妥当性を見出しました。


生活費の観点から

  1. 家賃: 都市部では家賃が高く、年収240万円では家賃の支払いが大きな負担となります。家賃が収入の大部分を占める場合、労働の対価が生活費を賄うのに十分でないと感じることがあります。

  2. 生活費: 食費、光熱費、交通費などの基本的な生活費も考慮すると、年収240万円では余裕が少なく、時間の価値が労働の対価を上回ると感じることがあるでしょう。

時間の価値の観点から

  1. 自由時間の重要性: 自由時間が少ないと、ストレスや健康問題が増える可能性があります。年収240万円では、労働時間が長くなりがちで、自由時間が減少するため、時間の価値が労働の対価を上回ると感じることがあります。

  2. 自己投資の機会: 自由時間が増えることで、自己投資やスキルアップの機会が増えます。年収240万円では、これらの機会が限られるため、時間の価値が労働の対価を上回ると感じることがあります。

年収240万円は、家賃や生活費を考慮すると、時間の価値が労働の対価を上回る分岐点として妥当な金額と言えるでしょう。自由時間の重要性や自己投資の機会を考えると、労働の対価が十分でないと感じることが多いかもしれません。

時間が無いことで失われがちなことがある?

現代社会がより時間を大事にしたいと思うと考えられる理由はこちらです。

忙しいライフスタイル:


現代社会では、多くの人が仕事や家庭、趣味などで忙しい日々を送っています。そのため、自由な時間が限られており、時間の価値が一層高まります。

情報過多:


インターネットやスマートフォンの普及により、情報が溢れています。情報を取捨選択するための時間が必要であり、効率的に時間を使うことが求められます。


健康とウェルビーイング:


健康を維持するためには、適度な運動や休息が必要です。時間をうまく管理することで、健康的なライフスタイルを維持することができます。

自己成長と学び:


新しいスキルや知識を身につけるためには時間が必要です。自己成長のために時間を投資することが重要です。

人間関係:


家族や友人との時間を大切にすることで、豊かな人間関係を築くことができます。時間を共有することで、絆が深まります。

自由な時間に重きを置くのが新しいベーシックインカム


新しいベーシックインカムの考え方は、資本主義の波に乗り切れない人々や資本主義の恩恵を受けていない人々を支援するためのシステムです。

新しいベーシックインカムの特徴

所得税と時間の平等性



所得税は所得に応じて税率が高くなるシステムですが、時間は誰にとっても平等に与えられた資源です。新しいベーシックインカムは、この時間の平等性を考慮し、経済的な支援を提供します。

ここが資本主義の波に乗り切れている人の場合、醍醐味となるところですが、所得税は所得に応じて税率が高くなるシステムです。一方、時間は所得にかかわらず、8時間を平等に消費してしまっているという負の側面を解消、解決するためのシステムが新しいベーシックインカムです。

寄付文化の活用


大富豪や富裕層からの寄付を活用し、資本主義の恩恵を受けていない人々を支援します。これにより、社会全体で相互扶助の精神を育むことができます。

大富豪や富裕層からの寄付文化を活用し、相互扶助の形で社会保障の高付加価値を提供することを目指しています。

セーフティーネットの構築


第1フェーズの大富豪、富裕層と呼ばれる人々からの寄付でシステムが普及されれば、最終的には相互扶助という形で、全国民(受給者以外)が所得の数パーセントを寄付することで、もしも自分が困難な状況に陥った場合のセーフティーネットとして機能します。現在の構想では、1%の寄付を想定しています。


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