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月跨ぎの入院予約はしないほうがいい!?|高額療養費制度のもしや |手術費用を含めた入院費用の節約術

今日はちょっぴり意外だった節約的発見をお伝えします。知っているワ🎶っとおっしゃられる場合、ごめんchaiです☕

っさっ、さささっっ(草原を草履が走る音、忍者か~い)

手術入院する場合、入院日を予約する必要があります。

例えば、10日入院するとします。(多いのは7日なのかしら?)

①4月1日~4月10日迄
②4月15日~25日迄
③4月25日~5月4日迄

もし空いている日がこの3つのうちどれかなら、何の疑問もなくいずれかをチョイスされるでしょうか?

高額療養費制度って?

医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html
ブルーが自己負担額で、3割負担額が「窓口負担30万円」

ちなみにここで言っている高額医療費は、手術、入院費用だけでなく外来によるものも対象です。

今回は、手術入院を例にお伝えしていこうと思います。

医療費が100万円
3割負担:30万円

高額療養費制度を申請すれば、
ブルーの部分のみ(表では87,430円)でいいとなります。

https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf

例えば70歳以上、住民税非課税世帯Ⅱの場合
24,600円以上を超える手術代は免除、もし支払っていれば申請でもどってくることに(健康保険加入の場合)。

69歳以下
エの場合。57,600円以上は免除されます。

事前に申請⇒支払い金額は図の「ひと月の上限額(世帯ごと)」
申請していなくても、後日申請で手術代ふくめた入院費から「ひと月の上限額(世帯ごと)」を差し引いた額は戻ってくるそうです。

世帯合算の場合。

自己負担額=図の「ひと月の上限額(世帯ごと)」

なので、

戻ってくる額は、
医療費合計 - 自己負担額
となるんだと。

70歳以上| Ⅱの住民税非課税世帯 | 合計(手術にかかった総額)が18万円|の場合


例えば、
70歳以上
Ⅱの住民税非課税世帯
代金(手術にかかった総費用)が18万円
かかったとしましょう。

月跨ぎでない場合

70歳以上の場合でⅡの住民税非課税世帯なら、最大自己負担額は24,600円なので、180,000-24,600円=155,400円が戻ってきます

*市役所で事前申請しておけば、病院での窓口負担はすでに控除後の2万4,600円だけ、つまり自己負担額だけでよかったと思います。

ででですね、問題です。

月跨ぎは大変!?負担額増??

月跨ぎは負担額増になってしまうんです。

イメージは、こんな感じです。ある惑星では、1月あたりのおこづかいは10円でした。ただ、毎月2円が積み立て貯金のために差し引かれます。ある日惑星の珍獣ニョロンチさんは、今月に2割だけ、来月に残り8割を頂戴とニョロンチさんのお母さんにせがみました。全部もらうとすぐに使ってしまうからです。お母さんは今月は2円―2円だからゼロ円、来月は8円ー2円の6円だよと言いました。にょろんちさんは10円のおこづかいなのに、なぜ8円もらえないのかとワンワンなきましたとさ。

つまり、手術代金込みの入院総額から毎月自己負担額が差し引かれてしまうので、月跨ぎだと、分割された入院費それぞれから、自己負担額が差し引かれてしまうので、月跨ぎで入院すると、結果的に2割損しますよという内容です。

その昔、インスタントカメラで写ルンですってありましたね~ニャオ(招き猫風)

さてさて、具体的な内容に移りましょう。

手術代とは別の1日あたり入院費はコチラをもとに計算されるそうです。

・基本料
・食事
・御部屋代
・療養費(入院期間が180日を超えた場合など)
・その他

ここに手術代がプラスされて総額となるんだと。(基本料に入っているのかな?)

①4月1日~4月10日迄
②4月15日~25日迄
③4月25日~5月4日迄

月跨ぐとは、これらの日程について、③4月25日~5月4日迄を選んでしまった場合となります。

日割り計算の場合損してしまうんです。

簡単にイメージしていただくため、今回は手術代を18,000円/日で計算してみます。

(4月25日-4月30日までの6日間の日割り合計108,000円)-24,600円=83,400円ー④

(5月1日-5月4日までの4日間の日割り合計72,000円ー24,600円=47,400円ー⑤

④+⑤=130,800円が戻ってくる(もし、全額の18万円を窓口で支払った場合で後で申請で戻ってくる場合)ことになります。

もし、月跨ぎでなければ、155,400円が戻ってきていたので、155400-130800の差額2万5600円のー⑥の損となってしまうわけです。この額とは、戻ってくるはずが戻ってこない額となります。


69歳以下|手術代30万円|免除額219,570円の場合

例えば、30万円の手術代で、控除額の条件が69歳以下で次の計算額だったとします。

⇩ 🐗    🐇    ⇩  🐢       ⇩🦁
⇩       🐤    ⇩      🐫 ⇩
⇩🐿⇩  ⇩🐅 ⇩    ⇩  🐈   ⇩     🌷  ⇩   🐊   ⇩

https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf  

わーい🌷

ひと月の上限額というのは、こちらが支払う額となります。

月跨ぎが無い場合の免除額


手術代30万円を「医療費」にあてはめると、支払う金額は80,430円で、1月あたりの高額療養費制度での月跨ぎが無い場合の免除額は、
300,000-80,430=219,570円となります。

月跨ぎがあった場合

最初のご紹介内容では手術代が18万、毎月の最大負担額が24,600円でした。

今回のように手術代が(18万からさらに12万増加の)30万/月
高額療養費制度の申請により1月あたり患者負担額が(24,600円からさらに55,830円増加の)80,430円、

そうなると1月当たり免除額は

免除額は300000円ー80430円=219,570円(月跨ぎが無い場合)でした。

そうなった場合で、かつ、
月跨ぎだとどうなるかの計算です。


30万円の手術代なので、10日間入院していたとすると、÷10なので、1日あたり手術代は30,000円です。


4月25日-4月30日までの免除額

先ほどの月跨ぎの期間
③4月25日~5月4日迄、全入院期間の10日かつ計算は4月と5月で分けて計算してみます。

(手術代金:4月25日-4月30日までの6日間の日割り合計180,000円)ー80,430円(内訳:1月あたりの患者負担額)円=99,570円ー④

5月1日-5月4日までの免除額

(5月1日-5月4日までの4日間の手術代の日割り合計120,000円ー80,430円=30,570円ー⑤

月跨ぎでない場合の免除額との比較(窓口で3割負担分全額支払っている場合)

まとめますと、

月跨ぎで無い場合
219,570円(手術額300000円ー患者負担額80430円=219,570円)が戻ってきます。

月跨ぎの場合
(手術代金:4月25日-4月30日までの6日間の日割り合計180,000円)ー80,430円(内訳:1月あたりの患者負担額)円=99,570円ー④
(5月1日-5月4日までの4日間の手術代の日割り合計120,000円ー80,430円=30,570円ー⑤

④+⑤=130,140円が戻ってくることになります。

そして、月跨ぎで無い場合との比較額は、

差額219,570円―130,410円=89,730円ー⑥

月跨ぎすることで、89,730円もの額が戻ってこないとなってしまうのです!

ついでにグラフにしてみました。
こちらは、月跨ぎではない場合の戻ってくる額についてのグラフです。

戻ってくる額、自己負担額、手術代の関係グラフ

戻ってくる額は、自己負担額が少ないほど多いとわかります。

そして、月跨ぎの場合、戻ってくる額について、どれくらい戻ってこないかというと、月跨ぎ日数の割合(前月の日数と翌月の日数について、各月にどれくらい日を割り当てるか)にかかわらず、損する額は一定で、その額は自己負担額分だけ損することになります。

なので客観的にみれば、
自己負担額が大きい人ほど、手術代金が同じの場合損した気分が助長されることになります。

でも、自己負担額が少なくても、損する事には変わりないので、できれば月跨ぎしないほうがいいとなります。

式で表すとこうなります。
条件:
B:1日あたり入院費
全入院費10B
A(自己負担額)
(A>B)

入院期間が10日なら、前月と翌月の組み合わせは1)~5)の5パターンあります。

パターン1)前月:翌月=1:9(日)の場合
1BーA(円):9BーA(円)
⇒合計の戻り金額:10B ー2A
パターン2)前月:翌月=2:8
2BーA(円):8BーA(円)
⇒合計の戻り金額:10B ー2A
パターン3)前月:翌月=3:7
3BーA(円):7BーA(円)
⇒合計の戻り金額:10B ー2A
パターン4)前月:翌月=4:6
4BーA(円):6BーA(円)
⇒合計の戻り金額:10B ー2A
パターン5)前月:翌月=5:5
5BーA(円):5BーA(円)
⇒合計の戻り金額:10B ー2A

あれ?月跨ぎの場合、どのパターンも戻り額は10Bー2A(円)ですね!
月跨ぎしない場合の戻り額は、10B-A円です。
なので、差額は
(10B-A)-(10B-2A)=A

つまり、自己負担額Aだけ、手術代金、月跨ぎのそれぞれの日数にかかわらず損する額となります!!

なので、

自己負担額があらかじめ大きい人ほど、損する額が大きくなっているので、損した気分になりがちになるというわけでした。

そのため、自己負担額が多い人ほど、月跨ぎをしないほうがいいという持論展開で終わらせていただきます。

でもこれは、企業活動で言えば節税の話レベルであり、大事なのは売上を伸ばすこと、そのための施策であり、今回の小話で言えば、大事なのは手術の緊急度であるので、いち早く緊急を要する場合はこんなこと言ってられないってなりますから~!!!

一方、緊急を要する手術の場合、どこでもいいから空いているところを~となる場合、月末から月初が空いていることが多いのだそう。

シュワッチ(o|o)💖

フォトが


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可愛い😻

最後までご拝読ありがとうござりました~☆彡







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