Don’t leave TV onの「on」は補語という形容詞?OR前置詞という副詞?
前置詞は補語になれるのか?の疑問
Q:
Don’t leave TV on,の場合、leaveは第5文型と出来ますか?それとも、第3文系で、onは単なる前置で副詞としての働きをしますか?
コパイロさん:
前置詞が補語になることはありますが、文脈によります。具体的に「Don’t leave the TV on」の場合を見てみましょう。
文の構造
Don’t leave the TV on:
この文では、「leave」が目的語と補語をとる他動詞で、文型は第5文型をとります。
そして、「the TV」は目的語、「on」は補語として機能しています。「on」は前置詞ですテレビの状態を示しています。
→状態を表すのは、形容詞では?と思ったので、後で聞いてみることに。
文型の分析
第5文型 (SVOC):
第5文型は「主語 + 動詞 + 目的語 + 補語」の構造です。この文では、「leave」が動詞、「the TV」が目的語、「on」が補語として機能しているため、第5文型と見なすことができます。
→補語は形容詞もしくは名詞なので、前置詞と副詞と名詞の働きしか辞書に書いていないonは形容詞に慣れるのか?という疑問があったので、後できいてみることに。
第3文型 (SVO):
第3文型は「主語 + 動詞 + 目的語」の構造です。この文では、「on」が副詞として使われているため、第3文型と見なすこともできます。
結論
「Don’t leave the TV on」の場合、文の構造や文脈によって、第5文型としても第3文型としても解釈できます。ただし、「on」がテレビの状態を示す補語として機能しているため、第5文型として解釈するのが一般的です。
そして聞いてみた
Q:
補語は名詞もしくは形容詞しかなれないため、前置詞は必ず副詞だと思っていたのですが。
コパイロさんの考察:
おっしゃる通り、補語は通常、名詞や形容詞が使われます。
しかし、前置詞句が補語として機能する場合もあります。
具体的には、前置詞句が主語や目的語の状態や位置を説明する際に補語として使われることがあります。
補語という形容詞的に使われる前置詞があった!
例文の分析
Don’t leave the TV on.
この文では、「leave」が動詞、「the TV」が目的語、「on」が補語として機能しています。
これは、前置詞が形容詞ということになるのではありません。そもそも、前置詞onは、副詞、名詞的な用法はありますが、形容詞的な用法はありませんでした。
そのため、前置詞onは前置詞という品詞のままで、でも、働きとしては、第5文型をつくる補語として使われていることに。
つまり、前置詞のまま化けて、形容詞と名詞しかなれないポジションである補語に化けているということです。
文の構造動詞 (leave): 動作を示す
目的語 (the TV): 動作の対象
補語 (on): 目的語の状態を示す
このように、前置詞が補語として使われることで、目的語の状態や位置を説明する役割を果たしています。英語では、このような使い方が一般的であり、文の意味を明確にするために重要な役割を果たします。
学校では、一般的に、leave + O + CのCは、補語であり、補語は形容詞もしくは名詞と習うので、副詞的役割である前置詞が補語、つまり形容詞もしくは名詞として機能しているとは解釈しにくいものがありました。
もしくは、こういう解釈もできるそうです。
「on」は前置詞ですが、この文では副詞的に使われており、テレビの状態を示しています。
→こちらは第3文型としてのleave+Oの形で、onは副詞の働きとして品詞は前置詞として用いられています。
文型の分析
第5文型 (SVOO):
第5文型は「主語 + 動詞 + 目的語 + 補語」の構造です。この文では、「leave」が動詞、「the TV」が目的語、「on」が補語として機能しているため、第5文型と見なすことができます。
第3文型 (SVO):
第3文型は「主語 + 動詞 + 目的語」の構造です。この文では、「on」が副詞として使われているため、第3文型と見なすこともできます。
まとめ
「Don’t leave the TV on」の場合、文の構造や文脈によって、第5文型としても第3文型としても解釈できます。ただし、「on」がテレビの状態を示す補語として機能しているため、第5文型として解釈するのが一般的です。
補足:
前置詞=副詞と思っていたので、
前置詞→補語=形容詞ということでしたが、
前置詞=形容詞!?の疑問があったんですが、
前置詞≠形容詞だけれど、
前置詞の働き=目的語の状態を表す。という定義にかえれば、
結果的に第5文型をつくるSVOCの補語のCに前置詞で副詞、名詞としての用法はあるが、形容詞としての用法のないonであっても、補語として化けているという事がわけわかりました。