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フォトシューティングからみた、仲間の成長。
地の時代から、次の200年は風の時代へ。見えないところで、静かに、何かが動きだしている。自分の進化のプロセスを、写真で残しておきたくて。信頼する仲間にリクエストしてみた。
彼はカメラマンではない。敢えて言うなら、デジタルクリエイティブディレクターで、動画配信を担当。まだ22歳、学生で、同じチームで仕事をしてきた仲間。2年前、初めて会った頃は、とにかく自信がなく、自分の意見を強く主張するタイプではなかった。MTGでは発言が少なく、何をするにも、どうすればいいですか?いつも正しい解を探しているようだった。おまけに、人に興味がなさそう。一眼レフを持っているけど、対象は人ではなく、風景ばかり。これは、彼にとっても大きなチャレンジになると確信した。
撮る方も、撮られる方も素人。最初はお互いぎこちなく、なんだか恥ずかしい。いわゆるカメラマンっぽく、何かポージングを指示するわけでもなく、誉め言葉ももちろんない。いいんだか、わるいんだかさっぱりわからない。淡々と撮影が進んでいく。その中に、彼のこだわりが見えた。無理することなく、いつも通り自然体でいよう。出来上がりの加工イメージを聞いてくれたけど、彼のやりたいようにしたらいい、すべて任せようと思った。そして、完成した作品がこれだ。
「しほさんは、やっぱり元気で笑ってる方が素敵ですよ。」撮る方も撮られる方も、お互い初の試みだったけど、自然体で、その人らしい一瞬を切り取ってくれた。ありがとう、私の大切な仲間。
私にとっては、笑顔を失った昨年。やっと笑顔を取り戻した。元気で笑ってるほうが素敵だと言われて、感激。一方、彼にとっては大切な仲間だというメッセージが嬉しかったようだ。新しいチャレンジを快く引き受けてくれて、本当に感謝。
その後、1年ぶりにチームMTGに顔を出したら、彼を中心に話がまわっている。みんな思いっきり頼っていて、気づいたら彼なしではチームが機能しない存在に。嬉しかったし、誇らしかった。私の質問攻めにも、自分の意見をしっかり伝えてくれる。それは違うのでは?という反論にも、確固たる哲学や意志があり、感心。羨ましいくらい、成長した。そして、これからも謙虚に学ぶ姿勢で、どんどん行動していくにちがいない。
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