バリスタコースの記録。#1
オーストラリア滞在記87日目~
ついに5週間のバリスタコースが始まりました。
ワクワクドキドキ!
どんなことをしたのか、
どんな気持ちで過ごしたか、
これから1週間ごとに区切って、バリスタコースでのできごとを綴ります。
バリスタコースって?
まず、簡単にわたしが受けたバリスタコースについてまとめておきます。
わたしが受講したのは、留学で通っていた語学学校「BROWNS」で開講されているバリスタコースです。
このバリスタコースでは、最終テストに合格すると「バリスタ資格」が取得できます。
全体的に「コーヒー全般の知識」と「オーストラリアのカフェで働くための知識とスキル」が学べたかなぁ~
【バリスタコースで主に学んだこと】
・コーヒーの基礎知識(座学)
・オーストラリアのカフェで働くための衛生知識(座学)
・エスプレッソマシーンを使ってコーヒーを作る(実技)
・実際に学校の生徒に対して接客しながらコーヒーを売る(実技)
・その他、アンケート調査やプレゼンテーション、工場見学など。
覚えなければいけないことがとても多かったり、
実技の先生の英語があまり理解できなかったり、
とにかく忙しかった記憶があります。
放課後も遊びは控えてノートをまとめたり、このコースのために勉強に集中しました。
もしバイトをしてたら、ボリュームの多い授業に追いつけなかったかも。
やっていくうちにいろんなこと考えさせられました。
そんなことも、このバリスタコースのシリーズで率直にお話ししていければです。
1週間目に学んだこと
はじめの1週間は、
頭がパンクするかと思うほど「基礎知識」を詰め込みました。
週の最後になってやっとエスプレッソマシーンを使えた時、心底嬉しかったのを覚えています。笑
【主に学んだことのメモ】
月:オリエンテーション
火:コーヒーの歴史
火:コーヒー豆について
(生産プロセス・種類・ローストなど)
水:コーヒーのタイプ
(ロングブラックやラテなど)
水:カフェ接客で使える英語フレーズ
水:現地カフェ調査・発表
木:食品管理や衛生知識
金:コーヒーの作り方
金:エスプレッソマシーンについて
金:エスプレッソマシーンを使ってコーヒーを作る(やっと実技!)
座学と実技の割合は「9:1」と言ってもいいくらい、詰め込む量が1番多かった気がします。
知らない英単語や専門用語が多すぎたり、
新しいクラスメートとのリレーションシップだったり、
先生たちは話すのが早くて聞き取れなかったり・・・
新しい環境なのと英語力が問われるのとで、正直ぐったりでした。笑
放課後も、復習で精一杯。
大量のプリントやスライドで学んだことを、わかりやすくノートにまとめる作業。
大変だったけど、これやるとやらないとじゃ知識つかなかったかも。
さて、
はじめの週はとにかく集中して座学に邁進しました。
人生初めてエスプレッソマシーンを使ってコーヒーを作れた時の感動は忘れられない思い出です*
写真がいくつかあるので、記しておきます。
写真とともにバリスタコースの1週目を振り返る
ワクドキではじまったバリスタコース。
座学ではスライドを使いながら、
▼ コーヒー豆の生産プロセスや、
コーヒー豆のローストの違い、
エスプレッソの作り方などなど。
こんな感じでスライドと一緒にどんどん授業が進むので、
写真撮るとかなり復習がしやすくなりました*
▼ いくつかのグループに分かれて「現地カフェ調査」もしました。
このカフェは「Iconic」という人気のおしゃれカフェ。(また追々詳しく書きます。)
たしかフラットホワイト注文。
美味しすぎるし、バリスタの手際もよくてカッコ良かった。
このお店の常連になりました。
▼ 座学の授業では「グループワークで紙にまとめて発表し合う」ってことが多かったです。
▼ バリスタコース専用のエプロン。
オーストラリアのカフェをはじめとするサービス業の共通カラーは「黒」だそう。
▼ 人生初めてのエスプレッソマシーン作業!!!
個人的にはコーヒーを作る最中よりも、マシーンの準備や片付けの取り扱いを覚えるのが大変だったな。
▼ 初めてつくった、エスプレッソ。
ちゃんと「クレマ」というゴールデンブラウン色をした泡もちゃんと出ました。
初めての抽出で自分にできるのか分からないまま、先生もつかぬまま見よう見まね。
周りのクラスメートに見守れながらの抽出。
先生の評価は・・・Well done!!(よくできました)ほんとか?w
思いのほか、スラリとできたかも。
▼初めてつくった、カプチーノ(左)とカフェラテ(右)!!!
スチームミルクを入れるスピードを調節して作ったり、
泡の厚みや量を考えながら入れたりするのは大変だった!
スチームミルク作りがどうしても上手くいかず、
「キュイーーーーーーーーーー」って音が出ちゃって何度も先生が駆けつけに来た。泣笑
でも「カプチーノのチョコレートパウダーをかけるセンスがあるね!」
と言われてニヤニヤしました。(先生そこかよ~)
あと、クラスメートは15人くらいに対して、エスプレッソマシーンは2機(4人分)だったので、3〜4杯くらいしか作れなかったかなぁ。
・・・と、いろいろありましたが、
初のエスプレッソマシーンに大興奮。笑
一杯のコーヒーの重みを感じました。
とにかく難しくて楽しすぎました♡
感じさせられた「ベースの強さ」
ということで。
頭が爆発しそうになりながらのバリスタコース1週目。
4日間みっちり基礎知識を叩き込んでヘトヘト→5日目でやっとこさの実践!な1週目でした。
知識の叩き込みは大変だったけど、このベースがあったからこそ実践でスラリと進められたんだね。
どんなこともベースを丁寧に。
ベースという引き出しの強さ。
改めて感じさせられるエピソードでした。
器具の使い方やコーヒーの作り方のベース知識はもちろん、
なぜコーヒーカップは温めなきゃいけないのか?
なぜノズルを都度拭かないといけないのか?
なぜ声掛けしないといけないのか?
が気付かぬとも分かっていたから、いきなり実践でも案外スムーズだったのかもしれない。
コーヒー豆の性質や繊細であること、衛生管理の重要性、基礎知識を時には仲間とともに叩き込んだこと・・・
一見地味なことから、人の身体に関わること、チームワークまで。
ただ単に工程を知るだけでは学べ得なかったことが、身に付くまでいかずとも、おそらく潜在意識くらいにはあって、いざという時にスラリとできた。
過去にバイトで接客をして、理由は知らないけどとりあえずやらなきゃいけないことってよくあった。
これじゃあ万が一の時に、理由から考えて対処することも難しくなる。
そして、なぜ?の答えの延長線上には、基礎知識があることが多いですよね。
ちょっと言い過ぎかもしれないけど、
この1週間の出来事は、まさにベースの点と点がつながり線になって、コーヒー作りの実践で上手く着地できた気がしています。
基礎知識の1つ1つは地味かつ多くて、学ぶのが面倒で時間がかかるかもしれない。
「こんなに覚えられない」「役に立つのか?」って思うこと、よくある。
でも、気付かぬうちにもう十分に自分の中にいる。
そして、必要な時に引き出しから出てきてくれて、助けてくれるから大丈夫。
そう思うとかわいくて、地味な基礎知識をどんどん学んであげたくなりますね(笑)
どんなことも、いつでも、スタート地点である「基本」に立ち戻りたいものです^^
先生:「みんな!あとは実践あるのみよ!!」
の精神もかなりあったけども。。笑
実践初日は先生が最初に見本を見せてくれて、あとはマネしてやってみようね!という感じでした。
さすがオース。
さて。
必死で食らいつきながら、なんとかやり切った1週目。
▼ 2週目につづきます~*