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オレステスとピュラデス感想(アーカイブ2020.12/13)

2020.12/13

二度目の観劇でした。

愛憎と復讐心。
常時無意識に理性で押さえ付けている感情がどんどん刺激され、込み上げて溢れていくのです。
初めて味わう感覚に興奮と動揺が止まりませんでした。

愛すると同時にどこか見返りを求めていたり、激しく愛した分、激しい憎しみに豹変したり。最近の自分とピュラデスが重なり過ぎて、今にも叫び出してしまいそうでした。
人間を振り回す欲望や苦しみにダイレクトに訴えかけられた時間でした。

この舞台で私が得られたものはセラピーです。
誰かを愛したり、憎んだり、求めてしまうのは何もおかしくないという事。無理矢理無かったことにしなくていいという事。
今の私に必要な言葉が受け止められた気がします。とても癒されて許されて心が緩んだ、衝撃的な瞬間でした。

今までで最高の観劇になりました。千穐楽まで本当にお疲れ様でした!もう龍臣さんのラップが聴けないなんて…

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