見出し画像

ザ・空気(アーカイブ2021.1/28)

2021.1/28 観劇

なにか凄く重要なことを訴えかけられたような、とんでもない秘密を打ち明けられたような、そんな衝撃があった。
暗転になる度におもしれえええってニヤニヤして、物語が展開していくにつれ、笑いも涙も止まらなくなって。熱量を発しながらぶつかりあってる人間の会話に痛い程鳥肌が立った。

開演前の音楽が凄く耳触りが良かったし、劇中の音響もなんだかルパンっぽくてかっこよかった。あとカーテンコールで役者さんが5人しかいないの分かってたのに驚いてしまった。劇中ではもっと登場人物がいるように感じた。たった5人であそこまで想像させてくるのは本当に素晴らしい…。

これから先どんなに知識をつけても自分の確かな感性だけは常に持っていたいと思う。何を忖度して社会とどう付き合っていくのか、多分一生の課題だと思うけど、この観劇を通して、なにか覚悟や決心が出来たような気がする。
私は古典演劇が好きだけど、だからこそ現代ものを少し冷めた目で観るというか良い意味で視野を広くして観られたなという印象。やっぱり好きな作品って、私は話の展開や役者さんに意識を向け勝ちだから今回は演劇自体を満喫出来た心地。凄く凄く楽しかった。
腕が疲れる程強い拍手を送りたくなる舞台にこれからもっと沢山出会っていきたい。永井愛さんの作品、もっと観たり読んだりしたいと思った。

いいなと思ったら応援しよう!