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【教員】水を得た魚のお話 | 小学校教員・ワーホリ準備中

こんばんは!Shihoです☺︎
読んでいただき、ありがとうございます!

改めまして、わたしは現在、小学校の教員をやっています。教員歴は5年目で、東京で経験を積んだ後、今は地元の長野にいます。

実はわたし、東京で勤めていた頃、体調を崩し、出勤できない状態になったことがありました。長野に来てからは家族の支えもあり、なんとか出勤できる状態を保つことができています。

そんなわたしの姿を"魚"に例えた人が知り合いで2人います。まさか共通して"魚"に例えられるとは…びっくりでした(笑)

今回は、そんな"魚=わたし" の話をしていきます。

・水を得た魚 とは?

"水を得た魚"という言葉を聞いたことがあると思います。Weblio辞書によると、このような意味があるようです。

自分に合った環境や、自分の得意な状況などになって、生き生きとしているさま、よく活躍している様子、などを形容する表現。

Weblio辞書, https://www.weblio.jp

・予期せぬ体調不良

以前お伝えしたとおり、わたしは小学生の時からずっとバレーボールをやっていました。上を目指し、毎日練習に励んでいたり、上下関係を学んだり、今思えばそれなりに厳しい環境に身を置いていたのではないかと思います。バレーボールをやっていたこともあり、周りに比べれば体力や忍耐力はある方だと思っていました。

そんな中、教員4年目のとき、謎の1ヶ月以上にも及ぶ咳症状、吐き気、嘔吐がわたしを襲いました。咳は出るものの熱は出ないし喉の痛みもない… 、お腹は空いているけど何か食べると咳の影響もあり食べたものが全部出てしまう… 。とっても辛い時期でした。

そんな状態が2ヶ月ほど続き、ついに出勤できない状態にまで追い込まれてしまいました。ベッドから起き上がれない、立ちくらみ、めまい…最悪の状態でした。病院には行ったものの、風邪症状などはなく、「疲労、ストレスによるもの」とのことでした。自分では気付かないうちに、いろいろと溜め込み、身体に症状が出るほど限界を迎えていたようです。

・水を得た魚(=わたし)のお話

さて、もともと「いつか地元で教員をやりたい」「いつかワーホリに行きたい」と思い描いていたわたしですが、体調を崩したことをきっかけに「このままではマズイ」「もっと自分の心と身体を大事にしよう」と考えるようになりました。

なんとなく自分の中で「3年間は東京で教員を続けよう」「30歳までにいろんな経験ができたらいいな」という思いがあり、「"いつか"ワーホリに行きたい」と思いつつも、なかなか行動には移せずにいました。

体調不良から復活したある日の授業中、「あ、わたし、来年もこの場所で頑張るの無理かも」「よし、辞めよう」と思う瞬間がありました。自分の中の糸がプツンと切れた感覚をよく覚えています。

そう思ったのも束の間、その日のうちに当時の校長に「今年度で辞めます」「地元に戻ります」と言いに行きました。突然のそんなことを言われた校長は、それはそれはびっくりした表情をしており、落ち着いた声で「1週間待つから、もう一回考え直してみて」とおっしゃいました。

もちろん、1週間経ってもわたしの答えは変わらず、改めて「辞めます」と言いに行きました。その時は、「迷惑をかけてしまう」「申し訳ない」という気持ちと「ようやく自分の夢に向かって動き出せる」という気持ちとが入り混ざったような感情でした。校長は一言、「分かった。応援しているよ。」と言ってくださいました。きっと「なんで急にそんなこと言うの!」と怒りたい気持ちがあったと思いますが・・・背中を押してくださった心の広い校長には感謝の気持ちでいっぱいです。

そこからは引越しや4月からの職場探しなど、着々と新生活に向けての準備を進めていきました。教採はとっくに終わっていたので、講師登録をし、返事が来るのを待っていました。

講師登録をしてから1週間後、今の勤務校から連絡が来ました。2月に面接をし、無事4月から働くことが決まりました。なんと、「地元で教員をやりたい」という夢を叶えることができたのです。

新生活が始まって3ヶ月ほど経ったとき、前任校の先輩に会う機会があり、現任校での様子やわたしの体調面の様子をお伝えしました。そのとき、「 いい表情をしているね。」「 ようやく復活したね。」「 まさに、水を得た魚だね。」と言っていただき、一度退職をし、地元に帰ってきてよかったなぁと思うことができました。

そして、つい先日、大学時代からお世話になっている美容サロンの方に会った時も、「なんか元気そうだね。」「前までと表情が違う感じがする!」と言っていただき、思い切って辞めてよかったなぁと改めて思いました。

さらにその方が、「誰かが悪いとかじゃなくて、たまたまその環境が合わなかっただけだよ。海に住む魚が川で住めないのと同じでさ。」と言っていて、自分の中で言語化できずにいた、なんとなくの"違和感"が明確なものになりました。まさに、パズルの最後のピースがはまった瞬間のようでした。「そうか、わたしには合わなかったんだな。」と素直に受け入れることができました。わたしには地元の"水"が今のところ合っているみたいです。

・おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

3月には再び退職をし、新たに道に進もうとしています。今のわたしは、「教員向いていないかも…」「一生今の働き方をするのはちがうかも…」と思っているのも正直なところです。

もちろん、教員という道を選んだことに対しては全く後悔はしていません。教員になったからこそ出会えた仲間、子どもたち、保護者の方々がいて、どの出会いも、わたしにはなくてはならないものです。

ただ、「学校」「教員」という環境から一度飛び出し、新たな世界で過ごしていくことで、これまでとは違った価値観や文化に触れ、この先の人生をより豊かなものにしていけるよう、いろいろなことに挑戦していきたいと考えています。背中を押してくださった校長をはじめ、応援してくださる皆さんに恥じないよう、無理しすぎず"ほどほどに"頑張っていきたいと思います。

可能性は無限大、選んだ道を正解にする。

まずは3月、無事に今の学校と気持ちよくお別れができるよう、過ごしていきたいと思います。

それでは、今回はこのへんで☺︎

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