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『癌かもしれない』と言われて

自己紹介
神奈川県三浦郡葉山町出身 北海道北広島市在住 3歳年下の夫と7歳むすめと暮らす主婦(不妊治療歴10年)

2023年7月4日(火)
久しぶりに婦人科を受診した。
・座った時に、お腹に突き抜けるような痛みが走る時があること
・最近、お腹が張ってきたこと(普段からガスが溜まりやすい体質なので余り気にしていなかった)
・自分メンテナンスでアロママッサージに行った時に『あれ?なんか婦人科の病気ある?』と聞いてもらえたこと

上記に述べた経緯に加え、昨日は忙しくて夜ご飯しか食べれなかったのに、夕食後のお腹の膨らみが尋常じゃなく、妊婦かい?というくらい膨れていたからだ。

さばさばとしていて、優しそうな婦人科の男の先生(推定年齢50代)が、内診してくれると『卵巣がかなり大きく腫れてるね。茶色い消毒しておくからね。支度終わったら説明するね』と優しく言ってくれました。

検査室から診察室にうつり(扉1枚)説明を聞くために椅子に座ると
『かなり大きく卵巣が腫れていて、腹水もたまってる。卵巣癌の疑いがあるから大きな病院で調べてもらおう。癌と決まったわけじゃないけどね。他の病気かもしれないし。どこか希望の病院ある?』

と、聞いてくれた。

『私が特に希望は今のところないです』

と答えると、
『北海道がんセンターに予約いれよう
 がんセンターは色んなところから人が受診する場所だから、すぐに予約が
 取れるか分からないし、すぐに入院できるかも分からない。でも、他の病
 院を受診するより、検査データが豊富だし、手術の術例もたくさんあるか
 ら、がんセンターが良いと思う』

とテキパキ手続きを進めてくれた。

受付で待っていると、『山本さん、がんセンターからファックスの返信がきました。明日の12時は大丈夫ですか?』

とんとん拍子に明日がんセンターを受診することになったのでした。

藤原ひろのぶ君の『人はいつか必ず死ぬ』の言葉や、井上まゆみさんの死の講座を受けていたので、『死』に対する恐怖はなかった。

娘のことや、母のこと、夫や家族のことを思い出したら、なんだか涙が溢れて、言いようのない思いがこみ上げてきた。

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