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癌になる前と、癌になりたての頃に持っていた私の死生観

私に癌が見つかった時の診断は、原発癌と思われる卵巣が、癌と分かるくらいに腫れていて、腹水も溜まっていて、転移した癌がいくつかお腹にある状態でした。

数年前から『死生観』に興味がわき、それについての本を読んだり、死生観の講座に参加したり、死生観のワークをやったりしていました。

だからかな?
癌の告知を受けたとき、恐れや不安や悲しさは感じませんでした。

癌になる前と、癌になりたての頃に持っていた私の死生観の1部になった、萬田緑平先生の著書の1部を紹介します。

(萬田緑平先生は、外科をやめて終末医療に生涯をかける医師)

人生の最期は家族に感謝を伝えながら穏やかに幕を閉じたい。私の死生観の1部になった萬田先生の著書より一部抜粋し紹介します。

30年以上前、群馬大学附属病院のようかけだし外科医として、手術や抗がん剤治療に明け暮れていた萬田緑平先生。

終末期の患者さんの多くは、抗がん剤などの治療で体がボロボロになった未、点滴や胃ろうなどのたくさんのチューブをつながれて、病室のベッドの上で寝たきりとなっています。

むくみで手足はパンパンになり、
自力でトイレに行けなくなってからも、
家族からは「頑張れ」「あきらめないで」と伝えられ、延命治療の果てに亡くなっていくことが多くあります。

外科医を17年で終わりにし
病院ではなく、
在宅緩和ケアという新しい分野を開拓して、
自宅で穏やかな最期を迎える看取りを行い、2000人以上の患者さんに寄り添ってきました。

終末期の患者さんは手厚い医療から離れても、すぐに亡くなることは少なく、生きたいように生きられる。

そして患者さんと家族が感謝の気持ちを伝え合って最期は眠るように穏やかに亡くなっていきます。

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