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ビフィズス菌、酪酸菌、乳酸菌と整腸剤の選び方

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便秘にも下痢にも効果がある整腸剤という薬があります。正確には「指定医薬部外品」なので薬ではありませんが、お腹の調子が悪くて病院へ行くと処方されるのが整腸剤です。 整腸剤は薬では…
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#短鎖脂肪酸

ダイエットと腸内環境、短鎖脂肪酸の深い関係:整腸剤のスゴイ9つの効果(5)

人はなぜ太るのか 人はなぜ太るのか。それは「消費カロリー」を「摂取カロリー」が上回るからである。 消費カロリーとは走る、泳ぐなど身体を動かすときに消費するエネルギーだけでなく、呼吸や体温維持など生きるために身体の各組織が消費するエネルギーです。 摂取カロリーとはタンパク質、炭水化物、脂肪など三大栄養素を摂取することで得られるエネルギーです。この摂取カロリーが消費カロリーを超えるとその分は脂肪として蓄えられます。 一日に必要なカロリーとして、厚労省や日本医師会はその目

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ぽっこりお腹の解消は糖尿病を予防する:整腸剤のスゴイ9つの効果(6)

お腹の脂肪はなぜ減らないのか 中年太りといって真っ先に思い浮かぶのは「お腹」ではないでしょうか。去年履けたズボンやスカートがきつくなっただけでもショックなのに、ボタンやチャックが締まらないのはもはや屈辱でしかありません。 そうはいってもなかなか減らないのがお腹の脂肪です。では、お腹の脂肪はなぜ減らないのでしょうか。その答えは身体の構造にありました。 皮膚と筋肉の間に皮下脂肪があり、筋肉の下の内臓のまわりに内臓脂肪がある、お腹の脂肪は二重構造だったのです 脂肪はまず「

ビフィズス菌が整腸と免疫力、脂肪抑制に効果がある理由:ビオフェルミンの解説(2)

腸は第二の脳といわれる脳腸相関の関係 腸の働きを調べるとよく目にするのが「腸は第二の脳」という言い回しです。 私たちの身体は脳の指令を受けて機能しますが、「腸だけ」は独自の判断で機能することがあります。その最たる例が食中毒による下痢であり、小腸の免疫器官で大腸菌などの病原菌を見つけると、腸は脳からの指令を待たずにすぐ排出するように働きます。このように下痢だからとすぐに下痢止めを服用すれば、病原菌が身体に留まる危険があり注意が必要です。 腸は第二の脳である。いつからそう

酪酸は大腸のエネルギー源としてぜん動運動、バリア機能を強化する:ビオスリーの解説(2)

おじさんはなぜ走るのか 天気の中継では、皇居の周りを走るランナーを映すのがお決まりになっています。炎天下だろうが雪が降ろうが、平日だろうが休日だろうが、いつも彼らの走る姿が映し出されますが、疑問に思ったことはないでしょうか。 なぜおじさんは走るのか 健康維持や体力向上が目的だと彼らはいうかも知れませんが、普通のおじさんは走ると疲れると思っています。しかし、彼らは当たり前のように靴紐を結び、玄関をまたいで走りに出かけます。普通のおじさんと、彼らの違いは何でしょうか。