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『100均』を観察してみよう!FaceMD(陳列型品揃え)が秀逸だから。

今の日本で最も優れたMerchandising(品揃え=以降MDと略す)システムを持っている店舗は何だか知ってるだろうか?百円ショップ(100均)だ。

どこが??と思うだろう。Eコマースと比べてみるとその違いが歴然なので以下、比較表を眺めて欲しい。
デジタルマーケティング畑の方は特に見て欲しい。Eコマースで最も弱い部分をきちんとやってるのが実は百均なのだ。

百均といっても実はチェーン毎に特徴がある。
例えばダイソーCan Doはかなり違う。
ダイソー
⇒素材&部品型⇒激安DIY=ルームデコレーション=インスタ映え狙い

Can Do
⇒キャラクター付与&テイストエンジョイ型…ティーンズや子供連れ狙い

では中身のMDパタンを分解して整理してみよう。大きくは単品開発の方法論と、品群(Face)開発の方法論に分かれる。
簡単に説明すると
単品開発の方法論⇒如何にして100円という一律価格の商品調達を実現してるか?
品群(Face)開発の方法論売れる品揃えと売場陳列の作り方
である。

ここでポイントなのが、
単品MDの方はオンラインショップでも応用が可能(物流コストや販売生産性の問題を除けば)だが、
FaceMDの方は、今のオンラインショップのUI・UXや運用オペレーションやそこにいる人材のスキルでは実現できていない!ことだ。

無印良品はやってる!」と突っ込む方がいるかもしれないが、あれは既にブランドが定着して、商品のイメージが顧客側に定着しているからできているのであって、UIやUXの力ではない。

そして百均が確実に市場を拡大してるのは
FaceMDの力
なのだ!

実際の実店舗でのFaceMDを以下参照してもらいたい。


ストックカゴのMD。無印やニトリに習い、色味を絞り込んで展開。購買喚起のポイントはサイズマーチャンダイジングだ。


画材というか絵具のFaceMD、ビビッドなカラーバリエ×チューブ型・マーカー型などの絵具タイプでマトリクス陳列。


キャラクター×シーズンイベント対応の陳列フェース。品種で切らずに陳列してるところがポイント。ルームデコレーション、シーズンイベント系ではこのタイプが多い。