傍観者
自分だけは怪我をしない安全な場所で
とりあえずヤジを飛ばしておけば、してやった気になれる。
どこかで聞きかじったような御託ばかり並べて、評論家気取り。
「わかる」と「できる」の間には埋められない差があるから、「できない」んじゃなくて「やらない」事にすれば楽して格好がつく。
程々に手を抜くことをどこか軽蔑していたのに、大人になるにつれそちら側へズブズブと身を沈めている。
最後に悔しいと思ったのはいつだったか、もう思い出せないな。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。ほんの少しでもあなたの心が軽くなりますように。