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間違いだらけの仕事選び

①収入:多いに越したことはない。満足できるたくさんの収入を目指そう。ただし、高すぎるのも怖い。ブラック企業とか悪徳商法かと疑いのない程度で、他人よりちょっと高収入なのが望ましい。
②休日休暇:年間休日365日というわけにもいかないけれど、休みの日数が多いに越したことはない。年間休日110日と130日では約3週間分も違うのだから、きっちり休める職場が望ましい。
③安定経営:公務員は景気も不景気も関係ない。大手企業は制度も揃っているし組合がしっかりしているし潰れるリスクも少ない。親もそうすれば喜ぶだろう。公務員か大手企業から当たっていこう。
④業界展望:業界全体は成長産業なのか。人も羨む人気企業がたくさん名を連ねている業界か。ドラマの主人公が勤務しているか。そして将来のキャリアにも役立つビジネス展開なのかを見極めたい。
⑤労働環境:働きやすい環境づくりに余念がない会社が望ましい。リッチな雰囲気に浸れるか。最新の施設・設備は整っているか。ステキな職場環境は現代企業が整えるべき義務だ。

ちょっと待て!その探し方。

①収入:いくら欲しい?人よりちょっといいのは何基準?月収100万円だと怖くないか?闇を感じないか? 人より『ちょっといい』ことに眼をくらまされるな。カネは会社が払ってくれるんじゃない。自分の評価を上げて稼ぐものなんですよ。
②休日休暇:年間休日のことが気になって仕方ない人はそれだけに集中して探しましょう。社風が、給料が、通勤が、上司が、と言ってはいけません。その会社は休日が多いことが魅力なのです。ホントに楽しい職場を探すんであれば、最初に休みのことを気にしていては見つけられません。
③安定経営:経営が安定していることとあなたの幸せがイコールなのであれば大切に考えましょう。将来を不安視できないというのであれば、大手だって突然の不測の事態で職場がなくなるかもしれません。公務員だって個人のストレスが貯まるかもしれません。
④業界展望:今旬の業界が永遠にいいなんてことはありません。かつての造船は?銀行は?家電メーカーは? これからIT業界だってどうなるのかわかりません。斜陽産業だと言われている業界の中でもホンモノの強者は残っています。どんな業界もあなたを守ってくれる保証はないし、流行りとは無関係で「いいものはいい」のです。
⑤労働環境:都心のカフェのような職場は気分がいいかもしれませんが、プレハブ事務所に石油ストーブが鎮座している会社でも、社員全員幸せならいいですよね。その空間にいて、自分の居場所がちゃんとイメージできるのかどうか。それが本当は大事ですよね。

あなたのお気に入りの職場は検索で出てこない。

どんなにAIが進化しようとも、あなたのフィーリングはマッチングできません。大事なのはデジタル化できない空気。情報としてデータ化できることよりも、風土やそこにあるコミュニティ、キャラ、匂い、喜ぶところ、嬉しいところ、笑うところが同じ仲間がいること。それをきちんとあなたに伝えようとしてくれる組織はきっとあなたに向いています。それを見つけましょう。そして企業はそれをアピールできる共感の接点を発信しましょう。

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