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大量応募が集まる求人、ありますけど、それでホントにいいですか?


応募者殺到って何?

求む隊員。至難の旅。わずかな報酬。極寒。暗黒の日々。絶えざる危険。生還の保証はない。成功の暁には名誉と賞賛を得る。
- アーネスト・シャクルトン
MEN WANTED for Hazardous Journey. Small wages, bitter cold, long months of complete darkness, constant danger, safe return doubtful.Honor and recognition in case of success.
- Ernest Shackleton

1914年英国の新聞に掲載され5000名がエントリーしたとされる求人広告

上記を今で言い換えるならホリエモン氏が『未経験者のロケットパイロットの募集をする』みたいな感覚でしょうか。壮大なミッションに名誉を感じられるならアリでしょうが、ふつうの会社では難しいですね。
ではどうやって応募者を大量に集められるでしょうか。

答えはめちゃくちゃシンプルです。

身も蓋もないですが、
応募者が大量に集まる求人情報とは、
労働条件が良いことに尽きます。
◎初任給が平均より高い。
◎休日が多い。
◎労働時間が短く自由に選べる。
◎業務は未経験でもすぐにできる。
◎ノルマや能力差がない。
◎毎年昇給率は5%以上。
◎賞与は能力に関係なく6ヶ月以上支給。
◎望む制度はどんどん取り入れる。
◎応募資格は不問。
◎福利厚生は贅沢に揃える。

と、募集要項に記載するだけでOKです。
誰からもキラキラ企業にみえる職場にするだけでOKです。
ふざけんな!!!!そんな楽園ありっこない!
くだらない話でごまかすな!ですよね。


望みを変えてみてください(求職者篇)。

自分にとってホントに嬉しい名誉と賞賛って
どこにあるんでしょうか。
それ探すためには、
◎ホワイトアピールを信じない。
◎収入や待遇面以外で共感できるポイントを探す。
◎自分がそこで過ごす日常をイメージさせる。
◎熱心さのベクトルが同じかどうか知る。
◎得られる対価と引き換えの覚悟を考える。
花畑の求人がないとするのであれば、
100年以上の昔にあった南極探検隊に応募したくなるような
魂で共感できるような話は何ですか?


訴求を変えてみてください(求人企業篇)。

◎背伸びしたホワイトアピールをしない。
◎この職場で過ごす日常をイメージさせる。
◎熱心さのベクトル(理念・ビジョン)を明確に示す。
◎覚悟を楽しめる人のドラマを見せる。

キレイで花畑な職場であることを
アピールするのではなく、
シゴトへの向き合い方をとことん伝え、
ターゲットじゃない人にはドン引きされるほど
仕事の熱を伝えるのです。

雇用のミスマッチは必ず防げます。


乗り越えていくべき覚悟を知らせ、
それがおもしろそうだと共感しあえた時こそ
ミスマッチのない適職人材が生まれます。

インパクトや目立つことやエントリー数を目標にしない。
ターゲット人材に届く情報発信こそ
訴求ターゲットにストレートにぶっ刺さり、
離職率低減にも役立つはずです。

そんな事例を知りたくないですか?

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