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#656 「手足を動かすDXコンサル」になりたい
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。
音声はこちら。
今日は「DXコンサル」の話
えっとですね。今日はDXに関する話をしてみたいと思います。正確に言うとですね。DXのコンサルの話ですね。
えっと、僕の2025年以降のテーマの1つに「DXの推進をしていこうかな」と思っているんですよね。
なんで「DXを推進していくのか?」というと、今後、地域の企業は人材不足で結構大変なことになっていくだろうと見ています。
人材不足の問題を解決する1つの手段がデジタル化だと思っています。人がいなくなっても。業務を効率化して仕事ができるようにしておく。
あるいは、地域の中に人がいなければ、地域の外の人とつながって仕事をしていく。地域の外の人とつながる手段としては、例えばですが、リモートワークみたいなものもあるかもしれませんし、複業みたいなこともあるかもしれませんが、そういった働き方をしている人たちとつながるためには、デジタル化が必要だし、デジタル化を進めていくためには、まずは自分たちが実践している必要があると思っています。
そうした理由で、特に地域の企業とか団体で、デジタル化、あるいはDXを進めたいなと思ってるんですよね。
不思議なことに、今年になってそうした話がちらほら
DXを進めるにあたって、まあ言葉尻はどうでもいいんですが、その2025年以降は、DXのコンサル的なことができたらいいなぁと思っているのですが、そういうふうに思っていると不思議なもので、ここに来て、なぜかDXに関する話を何件、いただくようになっていて。「ありがたいな~」って思っているんですけれども。
いや、去年までも、まったくやっていなくはなかったんですけど、本当に限られた知り合いに、「頼まれたら、渋々やっていた」というか、「パソコン、得意でしょ?」って言われて、「まぁ、わかりますけどね~」みたいな感じでやっていたんです。
でも、今年からは「いやいやとか言っていられないな~」と思って。まずは、自分も手足を動かしていかないと「間に合わんな」と思って。今年からは、今までよりも「手足を動かしていこう!」というモードに入ってるんです。
そんな、僕の気持ちを、何か、大いなるものが汲みとってくれているのか分かりませんが(笑)、ここ最近、デジタル化やDXに関するお声がけをいただくことが、ぽつりぽつりと出てきています。いままでは、全くなかったので不思議ですが。
手足を動かすコンサルになりたいな
で、今日の話の、DXコンサルの話に戻るわけですが。
結論から言うと「手足を動かすコンサルになりたいな」と思っています。
コンサル、いわゆるコンサルタントっていう言葉について、僕の周囲では、結構、ネガティブな言葉の一つとして見聞きするケースが多いんですよ。
たとえば「コンサルみたいですね」とか、「コンサルみたいな接し方は、別に望んでいません」みたいな言い方ですかね。
ここで言う「コンサルみたいな接し方」というのは、口だけは立派で「こういう風にした方がいいと思います」って言うのだけれど、手足を動かさないとか。
あるいは、ちょっと上から目線であれこれ言ってくるとか。
ほかには、当事者ではなく「じゃ頑張ってください。さよなら」みたいな、当事者意識がない感じとか。
そういう感じが「コンサルみたい」という表現になるのかなぁと思います。「そういうのは嫌だ」っていう。つまり、「口だけで、手足は動かさない」って感じですよね。
僕もこれまで、いろんな経験をしてくる中で、確かに「口だけ」みたいな接せられ方をするケースがよくありました。「言っていることは確かに正しいんだけど、現実はね」みたいな。
そういった、浮世離れした物言いも、「コンサルみたいな接し方」と言われるひとつだろうと思います。
実務家でありたい
繰り返しになりますが、僕が関わっていきたいのは、「手足を動かす人」ですよね。実務家です。そういう意味では、「DXコンサル」ではなく、「DXの実務家」と言っておけば誤解はないのかもしれません。
ですが、本来、コンサルタントという仕事は、必ずしも口だけではなく、本当に親身になって顧客のことを思って相談にのったり、アドバイスしたりしてる人もたくさんいるので、必ずしも「コンサルタントが悪い」わけではないんだろうと思っています。
ただ、言葉のイメージとして「口だけで、手足を動かさない」みたいなものは、コンサルのイメージとしてあるかもですね。
そういう意味では、別にコンサルって言葉を使っても、使わなくてもいいのですが、ひとつのあり方としては、とにかく手足を動かす実務家という形で、関わっていけたらいいなと思っています。
では、今日の話はこれで終わりにします。