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#72 複業は手段であって目的ではない。本当の目的は?

竹内義晴です。この番組は組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。

今日は6月11日、日曜日ですね。週末ということもあって、それぞれの時間を過ごされているんじゃないでしょうか。

ボクはですね、新潟の中山幹地で住んでるんですけど、今日は「道普請」といって、一言で言えば、道路の保全作業ですかね。車が通るようなところの保全作業ではなくて、中山間地ですから、農道みたいなところがあります。そういったところの草刈りをしたり、整備をしたり。今日はそんな作業がありました。

複業は目的ではなく手段である

いまですね、「複業できるぐらいのキャリア自立をするための10分間コーチング」っていうお話を、ここしばらくずっとしています。今日はコーチングっていうより、日曜日ということもあって、ちょっと雑談的にお話をしようかなと思っています。

いま、「複業できるぐらいの」っていう話をしてるんですけど、こういう言い方はどう聞こえるか分かりませんが、ボクは別に、複業推進派でもなんでもないんですよね。複業はやりたい人がやればいいし、やりたくない人がやらなくていい。そんなふうに思っています。

複業っていうのは言ってみれば手段なので、複業することに対してどうのっていうのは、それほどないんですよ。

できるだけ長い間、キャリアを生かす

一方で、どうやらこれからは、いままでよりも長く生きるようです。そのためには、ある程度、自分で生計なり、あるいは周囲との関係性を築いておく必要がありそう。

できればそういった時に、いままでのような働き方――それは、会社で65歳ぐらいまで働き、そこから退職して、あとその先ってどうするか……。

バイトみたいな生活も、それはそれでいいとは思うんです。でも、せっかく、いままで身につけてきたキャリアがあるんだったら、それを活かせた方がいいんじゃないかなって個人的には思います。

ただ、そういうっ働き方って「辞めてすぐに……」っていうと、なかなか難しい現実があります。たとえばボク、いま52歳なんですけど、周囲のちょっと上の先輩とかが、そろそろ定年……みたいな感じの方が結構いるんですよね。でも、急に準備を始めても難しいかも? って感じることが結構あって。

なので、こういった準備はできるだけ早い段階から始めた方がいいし、極端な話、若い時から、いままでのキャリア感ではなく、将来を見据えて長く働くことを前提にするのはどうか? と。

キャリアを切らさない

若いうちはいろんな経験を積む上で、会社に所属するのも結構有用な時間の過ごし方だなと思うんです。その後は会社に所属しつつ、ほかの活動もやっていく。

いままでだったら、副業・兼業禁止みたいなところがほとんどでしたから、なかなか難しいのが実情でした。そのため、ボランティアだったりプロボノだったり、そういった形がいままでのやり方でした。

でも、これからはちゃんと収入を得ることは考えてみては?

ただ、そのためには、周囲から信頼される必要もあるし、そういったところに行くためには準備も必要かなって思うし、キャリアを切らさないっていうんですかね。そういうのって大事だと思うんですよ。

なので、そういった観点で捉えた時に「複業できるぐらい」っていうのは、複業してもしなくてもどっちでもいいんです。複業じゃなくて会社に所属しながら起業したっていいし、あるいは別に辞めて自身でやったっていいし、あるいはずっと社内にいたっていいんです。

ただ、何かあった時にキャリアを継続できる、そういった環境を自分で整えておくという観点で、一つの言葉として、あるいは形として「複業できるぐらい」っていうお話をしています。

小さな継続が、力になる

4月1日からこのポッドキャストを始めて、今日で72日目なんですよね。72日間よく続けてきたなって思います。こういった継続も、毎日やろうと思うと、 時に結構大変だなと思う時もあります。

でも、続けることによって、少しずつコツをつかんでいったり、 あとは少しずつ「こっちのやり方の方が簡単だな」など、いろいろ工夫したりできます。

あと、時に「今日はちょっと大変だな」って思う日もなくはないんですけど、それでも「続ける」ということによって、経験が少しずつ積み上がってくるっていうのは、事実としてあると思うんですよね。

社会との接点をつくり続ける

また、ちょっと話ずれちゃうんですけど、ボク起業した時、最初全然仕事なくて、食えなくて、大変な時期も過ごしました。それでも、こうやって発信し続けるみたいなことによって、少しずつ生計が立てられるようになってきた。社会との接点がやっぱり作られてきたこともあります。

このように、未来をある程度見据えて、少しずつ少しずつ重ねていくことで、次のキャリアに繋がっていくんじゃないかと思うんです。

キャリアが切れた時から準備を始めると、何かと大変です。いまから、何かしらの準備をしておくと、キャリアを切らずに、複数重ねたりしながら、キャリアを継続できるんじゃないかなと思います。

「複業できるぐらい」と言ってますけど、端的に言えば「路頭に迷わずに、楽しく仕事をしながら生きられればそれで十分じゃないか」というのが、案外本心かもしれなくて。

いままでのような価値観だと キャリアをある程度経験を重ねてきて、急に「もうあなたいいんで」って言われてもね。なんか、やっぱり会社としても無責任だと思うし。だけどまぁそれが現実だったりするので、自己防衛という意味も込めて、少しずつでいいから自立していこう。そんなところですかね。

というわけで、雑談的になりましたが、今日の話はこれで終わりたいと思います。

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