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#485 脳の特徴から考える「ベテラン世代のキャリア」

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

音声はこちらです。

ハチに刺されました(泣)

えっとですね。今日のテーマのに入る前に……昨日、ハチに刺されました(泣)。右手の人差し指の付け根あたりなんですが、何ハチかはわからないのですが、非常に強い痛みが走って。

5 分しないうちに腫れだして、痛みが出てきて「あ、これやばいやつだな」と思って、すぐに病院に行きました。

病院の手当は、痛み止めとアレルギーの薬をもらって終わりだったんですけど、まあとにかく痛くて。今まで何度かハチに刺された経験はありますが、すごく痛いものですね。昨日の朝に刺されて、いまは2日目の夕方。丸2日経過したわけですが、痛みはだいぶ引いたものの、まだ腫れはパンパンです。グーを握れない感じ。赤ちゃんの手みたいになっています。

「ハチに刺されると、こんなに影響があるのか!」って思うぐらい初めての経験です。ハチの種類にもよるんでしょうけど、結構影響が大きいんだなって思いました。

ベテラン世代のキャリア。今日は脳の話

いま、ベテラン世代のキャリアについてお話しています。というのも僕の課題感として、これから、人口減少がすごい勢いで進んでいく中で、年齢に関わらず、できるだけ長く活躍できた方がいいし、せっかく持っている能力を活かせた方がいいな……って思うんですよね。

もちろん、人によって考え方は様々だと思います。65歳ぐらいまで働いて「あとはもういいよ」と。「十分働いたよ」という方いらっしゃるでしょう。

一方、まだ働ける能力があると、周囲の方々が認めてくれるんだったら「できるだけ長く働きたいな」って思う方もいらっしゃるんじゃないかなと思います。

というわけで、いま、ベテラン世代のキャリアという話をしています。今日は脳についての話です。

なお、この話をする大前提として、僕は医療関係者でもなければ、専門家でもありません。専門的な知見を持っているわけではありません。これからお話しするのは調べた情報です。その点、ご了承ください。

年齢と脳の一般解

一般的に、年齢を重ねるにつれてだいたい能力は衰えると考えられてますよね。体力は確かにそういうところもあると思うんですけど、脳の機能は実際にどうなのかっていうことについて、僕自身、興味があったのでちょっと調べてみたんですよ。

調べるにあたっては、「脳 年齢」などのキーワードで調べてみました。いくつかサイトがあります……というか、結構ありますね。いろんな記事がありましたが、医療関係者が書いている記事が、信頼できるかなと思って、いくつか読んでみました。たとえば……

書いてある内容はいろいろですが、総じて書いてあるのはは「年齢を重ねるにつれて、脳の機能は必ずしも衰退するわけではない」という内容でした。

加齢によって弱くなる知能と強くなる知能

脳には2つの知能があって、加齢によって弱くなる知能と強くなる知能があるようですね。

弱くなる知能は、専門用語では「流動性知能」と呼ばれるようです。主に計算力とか暗記力とか。新しい場面の適応力やスピードみたいなものについては、年齢を重ねると低下する可能性があるようです。

もう1つの、高齢期まで強化される知能もありました。これは「結晶性知能」と呼ばれています。内容としては、語彙力、つまり言葉ですよね。あとは判断力とか問題解決能力も、年齢を重ねるにつれて、いろんな経験を積んで培われた能力は強化されていくようです。

脳の機能について、長く活躍するという意味では、この2つを知っているだけで目的は果たせるんじゃないかな? と思っています。

なぜならば、ベテラン世代が今後、経験を重ねていくうえで「何を」「どのようにすればいいのか」という戦略を立てることができるからです。

流動性知能と結晶性知能では「流動性知能は下がる」ということなので、何か、新しいことを覚えたり。あるいは、スピード力が求められるようなものは得意じゃなくなっていく。だから、努力の方向は、そっちには向かわない。

たとえば、いま、リスキリングって結構言われてるじゃないですか? 「新たなスキルを身につけて、これから必要となる分野へシフトして行こうというのが、リスキリングの目的です。

ですが、ある程度の年齢を重ねている人たちが、まったく異分野の、まったく未経験のことをゼロから覚えることが、果たして有効なのか? という問いが立ちます。

一方、結晶性知能は、いままでの経験に基づく判断力、問題解決能力ですから、活かすなら、こちらのほうが断然よいということになります。

実際問題、僕、すごく尊敬している方がいらっしゃるんです。その方は多分 80歳を超えたぐらいの年齢なのですが、頭がめちゃくちゃ切れて、思考力もすごく深い。なんなら、新しいことにもチャレンジする方です。時計はApple Watchだし、スマートフォンも普通に使っているし。

まあ、それは特殊な例かもしれませんが、結晶性知能は、過去の積み重ねによって培われていくものだから、その、尊敬してる方は、この知能がすごく強いんじゃないかなって思います。

なので、ベテラン世代の皆さんが(もちろん、僕も含めて)、今後も長く活躍していこうとするならば、まったく新しい分野のことについては、もちろん興味があればまったく問題ありませんが、無理くり「新しいこと覚えなくちゃ!」といって、机にかじりつくよりは、いままでの経験を言語化したり、語彙力活かしたり、今までの経験によって培われたことをまとめたり。

こういった行動をすることによって、自分ができることを改めて再定義してみると、新たな可能性が見えてくるんじゃないかなっていう気がしますよね。

というわけで、今日はベテラン世代のキャリア、脳の能力についてお話をしてみました。じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。

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