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#526 「エンゲージメント」や「ウェルビーイング」とは、つまり……

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

音声はこちら。

昨日はですね。「楽しく働く」ということ、というお話をしました。

今日は、これに関連して「エンゲージメントやウェルビーイングとは、つまり……」という話をしてみたいと思います。

近年、人事界隈で耳にする「いろんな言葉」

人事領域に限った話ではありませんが、近年、「働く人々の心のありよう」や、「社員のみなさんと企業のあり方」みたいな話として、いろんな言葉がありますよね。

その1つとして、エンゲージメントとか、ウェルビーイングとか、あるいは、健康経営みたいな言葉があります。ほかにもあるとは思いますが。

いま挙げた、3つの言葉を簡単に説明すれば……

エンゲージメント

社員のみなさんが会社に対して抱く愛着心とか、思いとか。そういったものではないかと思います。

愛社精神みたいな言葉は、個人的にはあまりしっくりこない言葉ですが、会社に対して「愛着がある」とか、「関係が深い」といった形です。

ウェルビーイング

ウェルビーイング(well-being)は、wellは「よい」、beingは「あり方」みたいな意味だとすれば、「よい状態」とか、「幸福で満たされている状態」といった感じかなと思います。

単に気持ちだけではなく、心と体、あとは、経済的な面や社会的な面など、いろんな状況が「満たされている」とか、「十分である」といった状態がウェルビーイングです。

健康経営

健康経営とは、社員の方々の健康を経営的な視点で捉えて、社員のみなさんに、健康について投資を行うことですね。

健康には、心も体もいろんな意味があろうかと思いますが、そういった社員のみなさんの健康に対して投資をすることで、活力が上がったり、生産性が上がったりすることが、健康経営と言われています。

エンゲージメント、ウェルビーイング、健康経営を突き詰めて考えてみると……

いろんな言葉が出てきて、「これからは、〇〇が大事だ」みたいな話は、ビジネスの界隈ではよく起こることです。

ですが、エンゲージメントも、ウェルビーイングも、健康経営も、突き詰めて考えてみれば、僕の意見では「楽しく働いている状態」あるいは、「いい気分で働いている状態」とか、「満たされている状態」とか、そういった状態なのではないかと思っています。

このような状態で働いていれば、結果的にエンゲージメントは高まるし、ウェルビーイングの状態になるし、健康でいられるんじゃないかなと思っています。

そういう意味では、難しい言葉を使って、「エンゲージメントが大事」とか、「well-being が大事」だとか、「これからは健康経営だ」みたいに、あえて別の言葉で定義しなくても、「一人ひとりが楽しく働いている。そして、いい気分でいられる」そういったことを目指した方が、よほど具体的で、分かりやすくて、端的に理解できますよね。

「楽しく、いい気分で働ける」環境を創る

「楽しく、いい気分で働ける」――このような個人の状態、チームだったら組織の状態を目指していけば、結果的にエンゲージメントは高まり、ウェルビーイングな状態になり、健康的な経営ができると思います。

このように、具体的で、わかりやすく、シンプルな言葉や状態を目指していくことで十分なんじゃないかなと思ってます。

というわけで、僕は、働くみなさんが「楽しく働ける環境、いい気分で働ける環境」ができたらいいなと思っています。

関係ありませんが、しごとのみらいの理念は「一人ひとりの『楽しい』で、しごとのみらいを創る。」が理念です。

今日の話ではないですが、大切なのは「一人ひとりが楽しく働けるようにしていくだけでいいんじゃないか?」という気さえします。

というわけで、今日の話はエンゲージメント、ウェルビーイングとは、つまり、一言で言えば「楽しく、いい気分で働く」ということです。

今日の話はこれで終わりにします。

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