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理想と現状のギャップを埋める⑥―ローカルプレイヤーを育てるプログラム

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

いま、noteさんの #創作大賞2024 #ビジネス部門 という企画に参加しています。『「仕事っぽいシゴト」が社会の課題を解決する』というタイトルの本を作るイメージで毎日お話しています。1本目、目次はこちらです。

昨日は、「理想と現状のギャップを埋める⑤―地域課題を学びにするプログラム」というお話でしたね。

日本能率協会マネジメントセンターさんと一緒に取り組んでいる「ことこらぼ」というプログラムがあって。

地域の企業の様々な地域課題を解決する。それを接点として、地域と地域外の方々の接点ができる。そうすることによって、すぐに複業といった話ではないけれど、地域を知りながら、そこに接点が生まれる。その結果、仕事っぽいシゴトにつながっていく……という話でした。

今日はですね。「地域プレイヤーを育てるプログラム」という話をしたいと思います。

音声はこちらです。

「ローカルプレイヤーズ」という取り組み

突然ですが、僕は「ローカルプレイヤーズ」という取り組みに参加させていただいてるんですよね。

ローカルプレイヤーズとは、「地域でもっと活躍したい非起業家のための実践スクール」というものです。

どういう取り組みかというと、住んでいる場所が、直接、地域であっても地域外であってもいいと思うんですが、地域の中に入っていって、地域の中にある様々な課題について取り組む。

課題に取り組む上で、別に、起業家にならなくてもいい。だけど、地域の中で実践しよう、というスクールです。

僕の立ち位置はセンパイ

ローカルプレイヤーズの中で、僕の立ち位置はセンパイという位置づけです。

僕は、問題をすごい解決したり、すごく活躍したりしているわけではありません。でも、少なからず、地域の中にある、あるいは、もうちょっと広い視点で捉えると、日本の中にある様々な課題について、僕が「問題だ」と認識し、それを自分ごととして捉え、「どうしたら、これが解決できるか?」ということを日々取り組んでいます。

そういう意味で「ちょっと先に取り組んでいます」とか、「お先に、だいぶ悩みました(笑)」というのが僕の立ち位置です。

2024年7月に合宿がありました

2024年7月6日~7日にかけて、新潟県・湯沢町でローカルプレイヤーズの合宿がありました。

そこには、どういう人たちが集まっていたかというと……

今後、人口がどんどん減っていって、地域の企業は人材不足になって、地域のコミュニティが維持できなくなるような問題が起こります。というより、すでに起こっています。

様々なものが「維持できなくなる」という問題が起こっているなかで、僕は、地域の企業と、地域外の人材を接続するための仕組みのひとつとして複業を考えていました。

今回、僕自身も参加者のひとりとしてローカルプレイヤーズに参加してみて、地域課題地域に対して「いろいろ課題があるな」「やっぱり、なんとかしないといけないよな」と思っている方々と会話をし、それぞれが抱えている課題感みたいなものにも触れました。

また、いっしょにご飯を食べ、街の中を見ることによって、単純に楽しかったし、地域課題を解決するような取り組みは、ひとりだと難しいところもああるので、同じテーマに課題感を持っている人たちが集い、そして、何かを実践する。

それは、必ずしも起業していてもいなくてもいい。むしろ、いろんな組織に所属しているということも、僕はすごく重要なことだと思っていて。

ローカルプレイヤーズに参加してみて、このような取り組みが、いま、必要なんじゃないかなと思いましたし、必ずしも、複業のような形じゃなくても、ローカルプレイヤーズのような形で地域課題に関わっていくことも、ひとつの選択肢としてあるんじゃないかな、と思いました。

地域に触れてみたい。でも、その機会がない

「地域課題に関わってみたい」という声を、よく聞くことがあります。ですが、なかなか接点を作ることは難しい。ローカルプレイヤーズは、地域の中にある様々な課題をワークサンプルとして、実際に取り組んでみる、チャレンジしてみるという場があります。

もしもいま、何かに課題を感じ、何か変えていきたい、関わりたいと思っている方がいらっしゃいましたが、間違いなく、実務的に、実践的に関われるひとつの手段だと思います。

なお、ローカルプレイヤーズは、新潟の湯沢で、きら星株式会社という会社を経営している伊藤綾さん、静岡で株式会社ホーンを経営してらっしゃる桜井貴斗さんが発起人として立ち上げられたスクールです。

もし興味があったり、何かしらの形で地域に関わりたいけれど、いまの会社ではちょっと難しいしいと感じていたり、何からはじめたらいいのかわからない、壁にぶつかっている方。

あるいは、起業のような形で、自分からすごく前に出るわけではないけれど、2番手として誰かを支えてたい、チャレンジしたい、関わりたい、動いてみたい、そういう方は、本業以外の「仕事っぽいシゴト」として、関わってみてはどうかな? と思います。

今日の話はこれで終わりにします。

次の記事:理想と現状のギャップを埋める⑦―いままでの経験で社会との接点をつくる

#創作大賞2024 #ビジネス部門

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