#136 親子ワーケーションで得た「嬉しさ」と、次のステップへの「課題」
竹内義晴です。この番組は、組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」について、ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったら、フォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。
親子ワーケーションについてお話ししています
昨日はですね、2023年8月6日~8日にかけて実施した親子ワーケーションについてお話をしました。この親子ワーケーションについて、昨日の話は「働き方が変わったな、と実感したよ」という話でしたね。
親子ワーケーションはこれまで4回やっていますが、1回目はいわゆる、先端層というんですかね。もともとワーケーションに興味があったとか、あとは、時間とか働く場所とか、自分の裁量で仕事ができるフリーランスの方が多かったんです。
でも、前回あたりからかな、今回も特にですけど、会社で、企業で働いている方が参加される割合がすごく増えているというお話をしました。企業で働いていると、なかなか自分の裁量で働く時間とか場所とか変えられないので「働き方が変わってきたな、と実感した」というお話でした。
で、今日から親子ワーケーションについて、何回か話してみようかなと思っています。
その話の中には、いままで「やりたかったけれど、できていないこと」とか、「口にしづらいんだけど、口にしてみようかなと思っていること」を話していこうと思っています。「話していいのかな」と、ちょっとした怖さもあるんですが。
親子ワーケーション、開発の背景
雑多な話になるかもしれないんですが、親子ワーケーションを1回目、2022年3月にやった時、結構「よかったな」と思ったんですよね。
当時、親子ワーケーションに取り組んでいらっしゃる方、プログラムの開発に取り組んでいらっしゃる方はたくさんいたし、こういった働き方、あるいは学び方を浸透させようと思って、さまざまな取り組みをされている方はたくさんいらっしゃいました。
僕らが2022年3月に行ったとき、1つこだわったのは「助成金とか補助金を使わない」っていうところだったんです。
そのためには、ちゃんと価値を提供しなければならない。その価値を「どこに置くか?」と思って考えたのが、昨日もお話しした、「親御さんは、日常の業務がちゃんとできる」というところにこだわったんですよね。
そうしないと、平日動けないから。
僕は、ワーケーションというのは、「ワークとバケーション」っていう言い方がそもそもあまり好きじゃないんですけど、「多様な働き方、学び方」だと思っています。
「多様な働き方」といった時に、多くの人たちは会社で働いていますから、平日行けなければ意味がないって思っていました。
平日行けるようにするためには、日常の平日だったら、朝から夕方まできっちりと仕事ができる。それが絶対条件だって思ってたんですよね。
なので、その環境を作るためには、子どもたちとの活動を分ける必要がありました。
だけど、子どもたちの活動を分けたとき、僕らは別に、子どもたちを預かる専門家でもなければ、資格もなければ、経験もない。だから、どうすればそれが実現できるのか? かつ、せっかく妙高においていただくんだったら、妙高でしか経験できないような自然体験とか、そういったことを体験してほしいし、せっかくだったら、その中で学んだり、感じたり、考えたりするような場になればいいなと思って、いっしょにに取り組んでくださるところがないかな? と、いろいろ試案していたんです。
その時に、国立妙高青少年自然の家が近隣にあったので、当時、次長だった室井さんに相談したんです。そうしたら「すごくいいですね」と。「ぜひ、やろう」ということになって、取り組みを始めたのが2022年3月の企画を始めた、2021年10月ぐらい。もうちょっと前かな。で、実際にできたのが2022年3月だったんですよね。
こういう言い方がいいのか、わかりませんが、当時、こういった取り組みが他にもありましたけど、助成金が入っていたものも多くありました。そこを、すべて自前でできたっていうのは大きな自信になりました。
また、実際に取り組んでみたら、子どもたちもすごく喜んでいたし、親御さんも日常の業務をやりつつリフレッシュできた、といった言葉を聞いて「嬉しいからもう1回やってみよう」みたいな形で、現在に至るんですよね。
多様な働き方の前に立ちふさがっていた「教育の壁」
1回目をやった時に、とてもよかったので「平日もできないかな」と思いました。
なぜならば、親子ワーケーションという体裁を取る以上子供たちと親を家族で来るわけですよね。その場合、子どもたちが休みでなければ来ることができません。そこで、「どうすればいいのかな?」と思いました。
もし、平日も行うとなったら、結局学校に行っていない子どもたち……ということになります。
この現実に突き当たったとき、「どんなに働き方が変わっても、子どもたちの学び方が変わらなければ、働き方は変わらないんだ」ということをすごく実感したんです。
なので、「これ、なんとかできないかなぁ」と思って、試行錯誤を始めてみたんですけど、現在はまだ実現できていません。
明日は、このあたりのお話についてしてみたいと思います。話してしていいのか、悪いのか。だいぶ言葉を選びながら話すのか、話さないのか。それはまた、明日お話ししたいと思います。
じゃあ、今日の話はこれで終わりますね。バイバ~イ!
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