⑤デジタルホールディングス社のブランディングとPR
「オプトホールディングという社名を変えて、デジタルシフト事業に注力していきたいと考えている。その際のブランディングやPRを考えてほしい」という相談を、デジタルホールディングスの代表取締役会長の鉢嶺登さんからいただき、プロジェクトとして推進したときの話です。
「オプトホールディングという社名を変えて、デジタルシフト事業に注力していきたいと考えている。その際のブランディングやPRを考えてほしい。」という相談を、デジタルホールディングスの代表取締役会長の鉢嶺登さんからいただいたのが、2018年の秋ごろでした。
デジタルマーケティングやネット広告の事業領域からデジタルトランスフォーメーションの領域への拡張をしていく企業体としての打ち出し方をどうしていくのが良いかを、様々な角度からロジカルに左脳で考えながら、記憶の中にある「いつか見た、あの時のあのシーン」を総動員して右脳を使ってイメージした結果、
「デジタルシフトというカテゴリーを自社のものにしていくための情報発信をしよう。」
と考え、カテゴリーの名前を冠したオウンドメディアをつくり、デジタルシフトに関しての様々な事例や対談、そして、ケーススタディーなどの情報発信をしていくという提案をしました。
その際も、多くの人たちは「様子見」でしたが、創業者の鉢嶺登さんや野内敦さん(デジタルホールディングス代表取締役社長)をはじめとする上層部の方々の賛同によって、「Digital Shift Times(デジタルシフトタイムズ)」というオウンドメディアが生まれました。
「GAFA x BATH 米中メガテックの競争戦略(日本経済新聞出版)」「世界最先端8社の大戦略 『デジタル×グリーン×エクイティ』の時代(日経BP社)」などの執筆など、GAFAをはじめとするメガテック企業の戦略にも詳しく、テレビ東京のニュース番組「ワールドビジネスサテライト」のコメンテーターとしてもご活躍の立教大学ビジネススクール教授の田中道昭さんに多大なご協力もいただき、「その変革に、勇気と希望を。」というコンセプトで、経営者や事業責任者の方をはじめとしたデジタルトランスフォーメーションによって会社を変革していきたいという方々のためになる情報をお届けしています。
2019年の6月に「オウンドメディアを超えるカテゴリーメディアになっていく」という少数のメンバー全員の心意気とともに生まれたこのメディアは、現在のメンバーの方々の創意工夫と不断の営みと協力をしてくださる方々のおかげで、2021年11月時点で多い日で約1万人の方々に見ていただけるようなメディアに成長しています。「自社のブランディングとPRをしたい」という課題に対して、ブランディングやPR活動から始めるのではなくて、「カテゴリーメディアを創る。」ということから始めたということも、「非常識を常識に」という常識で考えることで生まれたように思います。
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