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#144 病気であって病気じゃない|尾久 守侑

久しぶりに尾久先生の著作を拝読。
やはり尾久先生の文章は自分の好みだ。
何度も一人で笑ってしまった。
「偽物論」と似たような読後感といったらいいだろうか。
いやもうずいぶん前だったし内容もほとんど覚えていないのでただの読んだアピールかもしれないというかただの読んだアピールだ。

DiseaseとIllnessの両面からアプローチせよというのが本書のメッセージだと受け取った。

器質か心因かを主治医が迷っている場合は患者に伝わり、心因性の身体化症状の改善を遅らせかねない。
心因性が示唆的なのに主治医が器質を心配している状態というのは、両方のことを考えているようで、ほとんど器質のことしか考えていない。

このあたりにはハッとさせられた。
次は『器質か心因か』(積読)だな。


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