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#145 「卓越したジェネラリスト診療」入門|藤沼 康樹

完全に出遅れたけど通読。
これは完全にスルメ本だ。
付箋でベタベタにならなかったのは、「55歳からの家庭医療」を愛読してきたのと、割と最近の講演を何度か拝聴していたからだろうか。
自分の診療を省察するお供として何度も読み返したい。
さてこのベストアルバムから特に気に入った曲をはっておこう。

Ⅰ-2「外来診療」を構造化する
時間をかければいいわけではない
病棟・救急外来との違い
「かかりつけ医」機能をもつ外来とは
まず「アジェンダ」をつくる
アジェンダを「1患者10分」で達成する10の手順
「患者中心の医療の方法」による時短
「家庭医療」ができる外来をデザインする
「半予約制」のススメ

Ⅱ-3「患者中心」の診断推論
一般的な診断推論(仮説演繹型)との違い
“無限”の問題空間を扱う
「帰納的採集」と「トリガー・ルーチン」
患者と協同で行う「アブダクション・アプローチ」
“演繹的に考える癖”から脱する方法
「患者中心のプロブレムリスト」をどうつくるか?

Ⅲ-1 地域医療における「チームワーク」
個別に仕事を行う時代は終わった
「統合ケア=多職種協働」ではない
チームワークの「促進因子」と「阻害因子」
「阻害因子」としての医師
「医師誘発性困難事例」
介護(施設)vs看護(病院)
異文化感受性発達モデル
チーム内の「異文化≒多様性」を活用する方法

今日も待ち時間に脅されながらの外来になってしまった。
EGPへの道のりは長い。


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