終わって分かること 2020年12月22日
おはようございます。自称「書き残しておきたい女」神垣です。
かなり個人的なことですが・・・
長く携わってきた媒体の仕事が
この12月に終わりました。
媒体自体が休刊になるためです。
わたしは、企画と取材記事を担当させてもらっていました。
数年前、ライターとしてあるまじき失敗をしていて
次の依頼はないだろうと覚悟していました。
でも、それ以降もなぜか、依頼があり
足かけ7年、担当させてもらいました。
一度、大失敗しているわたしを使い続けてくれたのは
なぜだろう、といつも気になっていました。
媒体の休刊が決まり、
編集者と最後のメールのやり取りをした際
制作の過程で嫌な思いをしたであろうことへの
ねぎらいの言葉と
毎回、無茶難題を投げかけても、
自分が思った以上の企画・取材で対応してもらい
頼りにしていました
という返信がありました。
リップサービスも含まれているとは思いつつも
やはり、うれしいメールでした。
発注元との交渉や対応をし
ライターやデザイナー、カメラマンに指示を出し
とりまとめていたのが、その編集者でした。
発注元の理不尽な要望に
キ~ッとかク~ッとなることも何度となくありました。
でも、常に冷静に対処し、指示を出す
編集者を信頼していたし、
何を言われようとやりきるしかない、という思いで
仕事をしてきました。
お互いそういう会話をしたことはありませんでしたが
最後のメールのやり取りで
あ~、言葉にはしなかっわたしの悔しさとか思いを
ちゃんと分かってもらえていたのだな
と、ありがたく思ったのでした。
持ちつ持たれつ、とか、お互い様
という気持ちが通用する人との仕事が
やはり、わたしは好きです。
(2020年12月22日 VOL.3696配信 メールマガジン あとがきより)