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Day14:これまで夢中になったモノやコト

おはようございます。heyheyです。
「書く習慣」も2週間経ちました!
今日は「これまで夢中になったモノやコト」というテーマで書いていきます。

注:好き放題マニアックに書いていくので、ついていけないと感じられたらそっと閉じてくださいませ・・・。

「ひぐらしのなく頃に」にハマったきっかけ

高専の2年生の頃「ひぐらしのなく頃に」にドハマりしました。

「書く習慣」の中にもこの作品名が出てきて、人知れずめっちゃ嬉しかったのを覚えています(笑)

はじめて知ったのは高専の2年生の夏。夏休みで寮から実家に帰省しているとき、ヒマ過ぎて実家にあるマンガを読み漁っている時でした。

読むものが無くなってきて、姉が友人から借りてきて机の上に放置してあったのが目に入り、それを読み始めたのがきっかけです。ちなみに「祟殺し編」の1巻目と2巻目でした。

あれ?怖いけど面白いぞ?と思い、ネットで調べてみるとYouTubeでアニメが観れるじゃありませんか。

ついつい、観れる分だけ観てしまい、さらに深みにはまっていきました。

夏休みが終わり、高専の友だちに「ひぐらしってやつが面白いぞ!知ってる?」って話すと「今更?知ってるにきまってるじゃん。有名だよ。もちろん原作だよな?」と言い返されて、そこから原作の存在を知りました。

原作というのは、「サウンドノベル」形式のもので、パソコン操作で読む小説です。背景があり、その中で静止画のキャラクターが出てきて、いくつかの表情を見せてくれます。またBGMや効果音も流れてきて、文章をさらに効果的に見せてくれます。通常は「選択肢」が現れて、それによってストーリーが分岐したりするのですが、「ひぐらし」は分岐が一切なく、文字通り「サウンドノベル」だったのも大きな特徴でした。

当時ぼくは、まだ自分のパソコンを持っていなかったので、寮の友人のパソコンを使って原作をプレイし始めました。友人優しい!!

結局、友人のパソコンでは60時間くらいプレイしました(笑)テスト勉強期間も、友人が勉強する傍らでパソコンを借りて、一人カチカチ操作していました。

半年くらい経ってから、自分もノートパソコンを買ってもらえることになり、そこからもっと深くハマっていくことになります・・・。

「ひぐらし」の好きな所が多すぎる

「ひぐらし」の原作というのは、決してハイクオリティではありません。「同人作品」ですからね。

初期の頃はBGMはフリー素材ばかりでしたし、何よりキャラクターの絵が独特過ぎます。これで離脱する人もいたでしょう。

サウンドノベルを、文章と絵と音楽の要素で分けたなら、僕が好きなのは「文章3、絵2、音楽5」の割合で好きです。

どれも好きな要素なんですが、音楽が一番好きなんです。特に「dai」という方がBGMを提供するようになってからは最高でした。

一番有名なdaiさんの曲は「You」でしょう。ひぐらしといったらこの曲と言っても過言ではありませんからね。

僕も好きすぎて、この曲を弾いてみたくなって、高専5年生から完全に独学でピアノを始めたくらいです。ピアノ部にも5年生で入部し、学園祭にピアノ部のゲストとして出演し、近所のモールでもピアノ部と一緒に出てひぐらし曲を弾いたほどです(笑)我ながらよくやりました。毎日音楽室のピアノで練習してましたからね。

「ひぐらし」の音楽が好き

「You」という曲が有名過ぎるのですが、他にも山ほど素敵なBGMがあります。分かってくれる人が一人でもいたら感激なのですが、好き放題書いていきます。

『ふたり、ひとり。』
入江先生の回想シーンで出てきます。なぜ医療の道を志したのか、優しく悲しい物語で流れて来て、心が洗われる美しいピアノ曲です。打ち込みでここまで感情表現できるなんて驚きました。

『You -destructive-』
「You」の激しいバージョンの曲です。鷹野が自分の力不足を嘆き、人生を賭けて勉強を始めるシーンで流れます。めちゃくちゃ勉強意欲が湧きます!(笑)
また、祭囃し編で赤坂が梨花ちゃんを助けに来たシーンもこれが流れます。「君を助けに来た!」シーンですね。ちょっとやり過ぎかと思いましたが(笑)

『Being』
ひぐらしのBGMの中で最も好きな曲がこれです。ジャズ調で、リズムがとってもつかみにくいのですが、これから立ち向かうぞ!って時に流れて来る曲です(恥ずかしながら、どのシーンだったかがうろ覚え・・・)ピアノでこの曲が弾けたら満足だ!と思えるほどに僕のとっては難しく、6割くらいまでしか弾けませんでした。将来ちゃんとピアノを習える時間があったら、習った上でこの曲を余裕で弾けるほどになりたいと本気で思っています。

daiさんの曲はキレイなピアノ曲ばかりなのですが、他の方が作られたエグくて怖い曲も僕は大好きです。

『ひぐらしの泣く頃に(サウンドスケープ)』
これは、100人が聞いて100人が「うぇっ」と気分を害するような嫌な効果音が満載の曲です。何かをひっかいたような音、宗教的な鈴の音、不況和音のような背景音・・・。使われるシーンもヤバいものばかりです。詩音と梨花ちゃんが戦って梨花ちゃんが自殺するシーンとかは、まさにコレです。眠気覚ましに良いですよ(笑)

『DANCERS 7』
祟殺し編にて、圭一が「沙都子を助けるには鉄平を殺すしかない」と決心するシーンで流れる曲です。頭の中がドーパミンであふれて、暴走している感じがありありと表現されています。勉強で眠くなったときとかに聞くと、めちゃくちゃ目が覚めますよ!

『higurashi』
これは中毒者向けです。ただの「ひぐらしの鳴き声」が延々と繰り返されているだけなんで。これが好きになったなら、あなたは立派なひぐらしジャンキーです(笑)ただ、これのすごい所は、悲しいときや怖いときにこれを聞くといっそう怖くなるのですが、心穏やかな時に聞くと心が洗われるようなリラックスした気持ちになれるんです。音楽って受け取り方で本当にいくらでも変わるんだということを、ひぐらしの鳴き声は教えてくれます(笑)

まだまだ書き足りないのですが、キリがなくなるので、音楽愛はこの辺にとどめておきます。

文字の演出がめちゃ上手い

サウンドノベルなので、文章そのものの見せ方や、BGMなど、小説には無い要素を使って文字を魅せることができます。「ひぐらし」はその演出もめっちゃ上手いんです。

まずはBGMの使い方です。僕がひぐらしの音楽が好きなのもこれが理由ですね。シーンとのマッチ具合が最高なんです。音楽ってこんなに効果的なものなのかと感動を覚えるほどです。

また、日常シーンを文章で描いていて、キャラクターも笑っているのにも関わらず、BGMだけが不穏なシーンがあります。文章は何の変哲もない日常だからこそ、この不気味さが際立ちます。これも小説だけでは表現できなかった方法です。

文字の色でも表現が秀逸でした。
「罪滅し編」ではヒロイン(?)のレナが主体の文章になることが多く、その場合はピンク色で文字が表現されていました。「あぁ、女の子だからピンクなのか」と単純に思っていたのも束の間、その子が段々と思い込みが激しくなっていくにいつれて、文字が赤く染まっていくではありませんか....!!!! それに気づいたときは恐怖でした。あぁ、最初からこの子は既に病み始めていたんだなと気づいたからです。最後は文字は真っ赤で、ただそれだけで怖かったのをよく覚えています。

おじさんキャラが良い

個人的なカンですが、「おじさんが魅力的に見えるアニメって良作」だと思っています。ひぐらしもその一つ。サウンドノベルですが。

刑事の大石さんが「祭囃し編」で園崎家に大バクチを打とうとするときに躊躇するシーンとか良いですよね。普通のドラマであれば「退職金なんて関係ない!真実が大事なんだ!」とか言いそうなんですが、ひぐらしでは、その退職金の重みをたっぷり書いてくれます。だからこその悩みであり、決断の重さが表現されています。いいですねぇ。

先にも書きましたが、入江先生が医療の道を志す回想シーンも好きでした。「ふたり、ひとり。」の名BGMが流れていたのも理由ですが、貧しい両親の元、しっかり応援してもらいながら医療の道を目指していく姿、その後に両親が病気にかかり、互いを憎しみ合うようになってしまったこと、それをどうしても直したくてこの村に入ったというエピソードも、厚みがあって好きでした。

どんなモブっぽいキャラにも、悪い敵にも過去があり、環境があり、エピソードがあって今になっている。そういうことを学ばせてくれます。

ひぐらしはハートフルアニメなんや!

いしかわゆきさんが「書く習慣」の中で

「『ひぐらしのなく頃に』はグロアニメじゃない、心あたたまるハートフルアニメなんや」

と書いてあって、僕はとっても嬉しくなりました(笑)

そうなんです。ハートフルなんです!ついついグロアニメだと勘違いされやすいんですが、本質はそこじゃないんです。

グロさや恐怖はあくまで一般視聴者をひっかけるための「フック」であって、そこから主人公である圭一や梨花ちゃんがいかに幸せをつかみ取るかを描いているんです。

まあ、最近の「ひぐらしのなく頃に 卒」はグロに全振りしているんですが・・・。

だから、前半のグロさ、恐さ、幸せからの落差は、後半を楽しむためのエッセンスなんですね。

正直「皆殺し編」でもう十分頑張ったんだから、皆幸せになってくれ!と思ったほどなんですが、全員死んじゃうんですよね。あれは悲しかった・・・。あの時のBGMは「Youの壮大ver」なんですが、悲しくてあまり聞く気になれないです。

だからこそ「祭囃し編」がどれだけご都合主義と叩かれようと、良いんです。主人公たちも、敵も、もう十分悲しんで苦しんだんだから、全員幸せになってもいいじゃない!そんな話です。すべてが綺麗に解決してBGM「祭」が流れたときは、心が温まりましたね。


最後までBGMと絡められたので、僕は満足です(笑)好きすぎてニコニコ動画にアップした話とか、会社のインターンに合わせてコミケに行った話とかもっと語りたいですが、エンドレスになりそうなのでここまでにします。

夢中になるって楽しいことですね。
その当時を思い出すだけでも、話すだけでも楽しくなります。今はそんなに夢中なものってないなぁ。「大人とはこうあるべきだ」みたいに変に自分を縛らずに夢中になれるものを探してみるのも良い気がします。

今日はここまで!
もしここまで読んで下さった人がいたならば、心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!!

明日は「Day15:誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ」です。
ようやく半分ですね。引き続き頑張ります。

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