どれだけ忙しかろうが、男性は最低6ヶ月の育休をとるべき5つの理由
こんばんは、heyheyです。
今回も強いテーマですみません。
いつも、人と話す中で思ったことを、頭の中でぐるぐる回してエネルギーに変えて文章を書きなぐるようにしているので、こんな感じになってしまいます。荒い文章であることを先に謝っておきます🙇♂️
この記事を書いているのは、僕が取得した6ヶ月の育休が終わる2日前です。
もうすでに、仕事復帰することに戦々恐々としているのですが、復帰するまでにこれは書ききっておきたいと思ったので、真夜中に一息で書いております。
このテーマを書こうと思ったのは、今から2日前のことです。
仕事復帰するということで、職場の雰囲気を知っておきたいと思い、会社の同期と食事をすることにしました。
先に言っておくと、その同僚は、とっても良い人です。
僕が6ヶ月の育休をとると、少なからずその同僚にも負荷がかかってしまうため、同僚に「すまんね」と話したら「僕が育休をとるための轍(わだち)を作っといてくださいよ!」と言ってくれた、できた人間です✨
その同僚から「育休、あっという間でしたね。どうでした?」という質問を投げかけられたので、僕はこう答えました。
僕「6ヶ月とって本当に良かったと思ってる。なんなら1年取っても良かったなと思うくらい。だから〇〇君もその時がきたら、会社がどんだけ忙しかろうが、最低6ヶ月は取った方がいいと本当に思う」
前談が長くなりましたが、なぜ僕がこのようなことを言ったのか、5つの理由があるので、それについて書き残そうと思います。
できればこの記事は
・夫に育休を取ってもらいたいと思っている奥さん
・育休とらなきゃと思ってるけど長期は…と思っている旦那さん
に読んで欲しいなと思いながら書いております。
では、本編へ。
1.幸せを今掴めないなら、いつ掴むの?
一つ目の理由は、これです。
これは前回の記事でも似たようなことを書いています。
ほとんどの人は「幸せになるために頑張って生きている」と思います。
幸せになるために、お金を稼いで貯めています。
じゃあ、その幸せは、いつ掴むのか?
定年退職後でしょうか?
幸せをつかむために頑張っているはずなのに、目の前に幸せが来ていても掴まないなら、それは本当に意味がありません。
長い育休を取るということは「幸せを掴むこと」に他ならないです。
もし「いや、このときは仕事が特別に忙しくて、それどころじゃなかったんだ」みたいな理由で取らなかったとしたら、次はいつ、幸せを掴むのでしょうか?
このときに取れなった人が、次の幸せを掴めるのでしょうか?
僕はそうは思えません。
ここで取り逃す人間になってしまうと、この先もきっと取り逃がし続ける人間になってしまうと思うのです。
僕はそれが怖くて、自分に何度も語り掛けて、覚悟を決めて、社長と直談判して育休を取ることにしました。
素敵な同僚には、ちゃんと幸せを掴んでほしいから、長い育休を取るべきだと話しました。
2.育児の大変さは決して減らないから
長い育休を取るべき2つ目の理由はこれです。
僕も含め、きっと多くの男性は勘違いしていると思うのです。
「育児が大変なのは生まれた直後。そのあとはだんだんと落ち着いてきて、妻一人でもなんとかなるようになる」と。
多分、多くの奥さんはこの文章を見ると「はぁ?」と言うような気がします。
実際に6ヶ月間、妻と育児をしてきて思ったのは
「育児が落ち着くってことはない。なぜなら、子供はすごい速さで成長していくから。成長に合わせてやるべきこともどんどん増えていく。整えるべき環境もたくさんある。見直すべき生活スタイルもたくさんある。」
ということです。
最初のうちは、おどおどと沐浴させたり、短い睡眠時間に追われたりしますが、首が据わりかけてきたら、寝返りしないかがめちゃくちゃ心配になります。首が据わって安心だと思ったら、ずり這いし始めて、一気に行動範囲が広がります。急いで環境を整えなくてはなりません。リビングのものを見直して、子供エリアを作らないといけない。そして離乳食が始まるともっと大変。作るのも、与えるのも、洗い物をするのも時間がとられます。そうこうしている間に保育園の準備も始まります。
・・・みたいな感じです。
これは、体験しないとわからなかったことばかりでした。
改めて言いますが、「育児が落ち着くことは当分ない」です。
だから、「ちょっとの間だけ協力すれば何とかなる」とか思っていたら、色々とやばいです。考え直した方がいいです。
増え続けるタスク、変わり続ける環境に対して、夫婦で相談しながら立ち向かうしかないと僕は思います。
3.育児負担の比率は、あなたが思っているよりも遥かに間違っているから
僕が職場の上司や社長に育休を相談したとき、
「自分たちも仕事と両立しながらやってきた」
「仕事から帰ったら、必死に面倒みていた」
みたいなことを言われました。
(だから、長い育休を取らなくてもなんとかなるよ、と。)
育休を勝ち取ろうとしていた当時も強い違和感があったのですが、育児をやってきてわかったのは「この認識は遥かに間違っている」ということでした。
仕事を頑張って、帰宅して、そこから寝かしつけとかお風呂入れとかをやる、という男性はきっと
「俺は育児をやっている。もちろん妻ほどではないけれど、『3:7』とか『4:6』くらいはできている(3や4が男性側)」と思っているような気がします。
でも、(世の中の奥さんはすでにお分かりかと思いますが)実際は良くて『1:9』です。むしろ『0.5:9.5』とか『0.1:9.9』でもあり得ます。
日中に一人で子供を見るなんて、どれだけ大変か。
何度も泣くし、原因は都度変わるし、気が付いたら吐いていたりするし、それでもその隙に家事をやらないといけないし、外出なんてもっと大変だし、子供の将来のことを考えて保育園の手配とかお金のこととか考えなきゃいけないし…
みたいに、日常の維持だけでも一人はハードモード。それにプラスアルファしようものなら、ヘトヘトです。
長い育休を取って、しっかり育児に参加して、ようやく『3:7』くらいになれるんじゃないかなと僕は思います。
きっとこれまでの多くの男性が勘違いしていそうな気がしたので、書き記すことにしました🙇♂️
4.育児のスキル格差が広がると取り戻せなくなるから
4つ目の理由はこれです。
先ほども書いたように、日中にすべきことは山ほどあり、その間に奥さんは体がボロボロになりながら、半強制的に育児スキルがメキメキと上がっていきます。というか、上げないとアウトなんですよね。
そんな中、片手間で育児に参加していたら、育児スキルなんて全然上がりません。
この育児スキルの格差が広がるとどうなるか?容易に想像できますよね。
夫が良かれとおもって「〇〇は俺がやるよ!」といっても、奥さんの求めるレベルの遥かに下。しかも時間がかかる。「それなら私がやった方が早いから、あなたは下がってて」と言われるのがオチです。
そうなると、夫はますます経験値をためる機会が無くなります。
育児格差は広がりこそすれ、縮まることは決してないのです。
最終的に「育児が何もできない夫」「夫になにも期待しない妻」というよく見る構図が出来上がるわけですね。
僕はこうなるのが怖くて、長い育休を取りました。
こうなるのが怖くて、早々から全力でおむつ替えなど積極的に育児にかかわっていきました。
おかげさまで、おむつ替えなら妻より上手になりました(笑)
子育てに関して、きっと女性の方が、解像度が高いです。
だから、男性は自分が思っているよりも「もっと頑張らなきゃ」くらいの気持ちでいないと、奥さんの頑張りに付いていけません。
ましてや、育休が短ければ、鍛える機会も減るので、生半可な気持ちでは無理です。
子供が生まれた直後、スタートダッシュを切れるかどうかが大きな分かれ道なんです。
5.子供の可愛さは加速するから
これは、僕も誤算でした。
子供は「生まれた直後あたりがめちゃくちゃ可愛い」みたいなことを経験者から言われていたので、6ヶ月も育休を取れば、十分幸せを堪能できると思っていたのですが、甘かったです。
もちろん、生まれた直後もめちゃくちゃ可愛いです。
でも、その可愛さって、加速するんです(←親バカ。笑)
表情がどんどん豊かになって
体がムチムチになって
首が据わって高い高いできるようになって
お座りできるようになって
ずり這いできるようになって
一人でコロコロ転がりながらいろんなところに行けるようになって…
どの変化も、愛しくて愛しくて仕方がないです。
可愛さがとどまるところを知らないです笑
甥や姪を見る限り、少なくともこの可愛さの加速は2歳ぐらいまで続くような気がします。
これを知っていたら、育休は1年でも2年でもよかったなぁと後悔するほど。。。
最初の理由で「幸せをつかむんだ!」と言ってた自分ですが、幸せの大きさを見誤って、掴み切れていなかった感がなくもないです😭
あと1日で育休が終わるのですが「平日のほとんどが子供の顔が見られないなんて、なんて悲しんだ!!!!」と絶賛悲観中です笑
子供の可愛さは落ち着くなんてことはなく、加速します。
本当です。
だから、子供の可愛さを全力で味わいたいなら、極力長い育休を取ることをおすすめしたいです。
長くなりましたが、僕の実体験を基にした意見は以上です。
1時間、ほぼ一筆書きの荒々しいnoteになってしまい、人によっては気分を害した方もいるかもしれません。申し訳ないです。
それでも、この内容は、この熱量のあるうちに残しておいた方が良いようなきがしたので、書きました。
この記事をきっかけに、長期の育休をとって、幸せを享受できる夫婦が少しでも増えたら、何よりもうれしいなと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございましたー。