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最初は詩吟を軸に副業しようなんて全く思っていなかった話【紆余曲折を全公開】

こんにちは、heyheyです。

現在、自分の特技である「詩吟」を軸に副業し、脱サラを計画している話を書いていますが、人によっては「そんな分かりやすい特技があって良いよね~」と思われたかもしれません。

でも、実際の所、詩吟を軸に副業しようなんて最初は全く思っていませんでした。

自分自身を客観視することの難しさや
モデルケースが全くないことの孤独感というものは
思った以上に大きかったのです。

とういことで、詩吟の活動に到るまでにどのような紆余曲折をしてきたのかを書き記そうと思います。

ちょっと時系列が一部怪しいかもしれませんが、紆余曲折具合については目次を見た段階で分かってくれるでしょう笑


1.最初は株式投資だった

副業を本格的に始めたのはコロナ禍に入った2020年5月でしたが、実はその2年くらい前から株式投資を勉強していました。

自分がまだ小中学生くらいの頃に、母親から「この株買ってみたから、新聞紙で〇〇ってやつの数字教えて~」とお手伝いさせられたことがきっかけだったのか、

新卒で入った会社の先輩がたまに「〇〇で〇万円もうけたー!」っていうのを耳にしたからなのかわかりませんが、

会社員が収入を増やすとしたら「株式投資」という認識がありました。

勉強していると面白くなり、ビギナーズラックもあって、今度は有料の勉強会に参加するようになり、丸2年間、株式投資について勉強しました。

その勉強自体は面白く、僕も毎回四季報を購入しては全頁を読み漁り、良さげなやつを買ってみたりとそれなりの充実感を得ました。

が、気づいたこととしては

  • 投入できる資金が大きくないと利益も大きくならない

  • 自分自身が成長しているという実感が得られない

  • 時間が無限にかかる

ということがあり、インデックスに積立投資という王道スタイルに切り替えました。

2.ブログ・アフィリエイト以外の副業サービスを探した

転職した先の会社がめちゃくちゃ嫌になり、副業を真面目にスマホで探すようになりました。

ただ、調べても調べても「ブログ」「アフィリエイト」ばかりの記事で、他には「プログラマー」「デザイナー」「ライター」ばかりで辟易した状態でした。

「今の時代、もっと副業にバリエーションはないんか!!!」と心の中で何度もツッコんだものです笑

今振り返ると、ただ調べるだけでは自分にあった副業を見つけるのは難しく、とにかくやってみて、そこから考えることが重要だったですが・・・

そんな中で「副業カオスマップ」というものを軸に探してみて、「voip」という声に関わる副業に登録してみたり、人の話を聞いてあげるだけ、という副業サイト(名前忘れた…)に登録してみたりしました。

が、結局のところ一回も具体的行動に移すことなく、過ぎていきました。。。

3.ブログで株式投資の発信を始めた

そしてようやくコロナ禍の2020年5月。

「こんなに世界が変わっていて、その影響で時間がめちゃくちゃあるとき(ステイホーム習慣の時)ですら、普段と違うことをできないのであれば、自分の人生は一生変わらない!」と思い、結局ブログを始めることにしました。

といっても、詩吟のブログではありません。

当時の自分が「人の役に立てるもの」を考えた時に思いついたのは、「株式投資」しかありませんでした。

そこで、「小さな資本を元にセミリタイアを目指すブログ」的なタイトルでブログを始めました。

全てが初めてで、ブログサーバー代とかにお金を払うことにもドキドキしつつ、設定だけで20時間くらいかかった記憶があります(苦笑)

1つの記事を書くのにも8時間くらいかけていて、週に1回ペースで頑張りました。

・・・が、ネタも尽き、誰も見てくれず、モチベーションが続かなくなって、2~3ヶ月で挫折しました。。。

4.音声配信で「腹式呼吸のやり方+詩吟」の発信を始めた

音声配信がこれから来る!というSNSでの情報を見て、当時有名だったstand.fmという音声配信サイトで個人配信を始めました。

しかし、それでもまだ詩吟について配信する勇気は持てず(詩吟の配信が世の中にとって価値になるとは思えず)、詩吟で培った「腹式呼吸のやりかた」をメインにした内容にしました。

文字を書くよりは音声の方がやりやすく、僕自身も話すのが好きな方だったのでそれなりに継続できたのですが

腹式呼吸にテーマを限定するとあっという間にネタ切れになり、毎日ネタを考えるのがツラくなってきました。

そしてある日妻に「音声配信のネタ考えるのツライ。。。」と泣きついて、そこからもう少しラフな感じで詩吟について発信するようになりました。

とはいえ、この頃の腹式呼吸の内容は今後につながってくるし、ネタを毎日考えることも今振り返るととても良いトレーニングでした。

5.実は既にインフルエンサーから「詩吟でYouTubeしなよ」と言われていた…

当時、特に影響を受けていたインフルエンサーのイケハヤさんが、「ツイートを100日継続した人には発信内容にアドバイスします!」という企画をしていたので、僕も継続して応募しました。

その時の内容がこちらです。

イケハヤさんが詩吟を知ってくれていた!
しかも家族でやっているなんて…!!!

というのが嬉しくて、今でも大切にメモ帳に保存しています。

・・・ただ、この返信をもらったのは2020年の9月なんですよね。
僕がYouTubeを始めるのはその約2年後なので、自分の行動力の遅さには涙が出ます。。。

今振り返ってみても、やはりインフルエンサーの持つマーケット感覚というものは凄いのだなと思います。
(詩吟調でカバーするシリーズもいつかやってみたいですね)

6.Audibleをオススメするブログをやってみた

詩吟の音声配信は継続していたものの、収益化には一向につながらないので、色々と試行錯誤していました。

そこで、比較的初心者にもやりやすいAmazon Audibleの紹介に特化したブログを作ってみました。

プロのライターにブログを添削してもらったりして、それなりに頑張ってきたのですが、ネタが続かず、モチベーションも続かず、10記事ほどで挫折しました。

早かったなぁ・・・。

7.Kindle出版に挑戦し、腹式呼吸の本を出版した

Kindle出版のブームが起こり、僕もせっかくならチャレンジしてみよう!と思い立って頑張りました。

この時に出版したのがこちらです。

生まれて初めて出版した割には、ココナラで依頼した表紙は良い感じになったし、小さなコミュニティのお陰で温かいレビューが増えて、多くの人に読んで頂ける本になりました。

音声配信の時に「腹式呼吸」についてひたすら悩んでいなかったら、この本はなかったと思います。

この本のおかげで、月数千円ですが、毎月やや安定的に副業収入が入るようになりました。やっぱり嬉しかったですね。

8.せどりの有料サロンに入会金だけ払って一度も活動しなかった

でも、もっと稼げるようにならないと、脱サラなんて夢のまた夢!と思い、年末年始の妙にやる気のある状態と重なって、音声配信で知り合った方が運営するせどりのサロンに入会しました。

入会金は数万円で、自分にとって決して安くなかったのですが、えいや!で入会。

そして速攻で後悔し始めました。

別に、このサロンが悪かったなんてことは一つもありません。
悪かったのは自分自身です。お金を払って入会したのにも関わらず、「空いた時間に、せどりに有効な商品や料金について調べる」という行為自体に全くモチベーションが湧かなかったのです。

自分でも「あぁ、これは全然だめだ・・・」と悟りました。
数万円を無駄にしましたが「興味が無いものは、どれだけ他の人にとって良い物であってもダメだ」ということを学びました。

9.育児ブログ+インスタに挑戦した

短くない期間、夫婦で不妊治療したことで、ようやく妻が妊娠しました。
そこで「今の自分にしか書けないもの」として育児ブログに挑戦しました。

当時は「出産まで〇日前」みたいな感じでほぼ毎日ブログのような、日記のようなものを書いていました。

結構頑張ったし、振り返って読んでみても、当時でしか書けない内容だったし、やりがいはありました。

というか、その中で「長い育休取得に向けて悩み、実際に勝ち取ったプロセス」に注目が集まり、noteに整理して投稿した結果、なんとゼクシィbabyから取材を受けるという貴重な機会に恵まれました。

取材のきっかけになった記事がこちら

「男性育休」という切り口はまだまだ世の中に浸透しておらず、自分の一つの強みだなと気づかされました。

その勢いでインスタも初めてチャレンジしたのですが、10投稿くらいで挫折・・・難しかった。。。。

でも、そのおかげでデザインソフト「Canva」の操作方法に慣れることができて、今のYouTube配信にめちゃくちゃ活きています。

男性育児、男性育休記事も、気持ちが昂ったらまた書きたいなぁ!!笑

10.プロのアフィリエイターから「詩吟は辞めた方がいい」とアドバイスされた

フリーランスやフリーランスを希望している人が集まる講演会に参加した時のことです。

以前から「めちゃくちゃすごい人だなぁ」と思っていたプロのアフィリエイターさんが講演していたので、講演後に思い切って質問しました。

「詩吟のブログで稼ぐことってできると思いますか?」

その方の回答は「No!」でした。
少なくとも、王道のやり方では非常に厳しいとのこと。

というのも、その人自身もニッチな和楽器演奏が趣味で、がっつり取り組まれていたので、それを軸にブログに挑戦したことがあったのです。そしてめちゃくちゃに試行錯誤した結果、全然伸びず、ジャンル変更を余儀なくされたとのこと。

この回答は少しショックでしたが、現実的・客観的視点を得られたのがとてもありがたかったです。

つまり王道ではなく邪道。誰もやっていない普通ではないルートを、自分で一から開拓する必要がある、ということを思い知らされました。

11.仮想通貨ブログに挑戦した

そんな格好いいことを言っておきながら、まだまだ色々やります。
一つ弁明しておくと「やってみたい!という気持ちに蓋をしないようにしている」のです。

この好奇心・興味関心のセンサーは蓋をしたらどんどん鈍くなるし、使っていればもっと敏感になります。

また、今までと全く関係のないことであっても、好奇心・興味関心が持てるのであれば、それがいつかどこかでつながる「種」とか「縁」になるとも思っているのです。

ということで、当時再び盛り上がりつつあった仮想通貨ブログに再チャレンジしました。

以前にブログをやっていた時は、仮想通貨の記事を書くことすら上手くできず、広告提携まで出来ていなかったのですが、

今回は最短2週間で広告提携までいけたので、以前よりはブログに対する知識やライティング力が上がったなぁと実感できました。

ブログは楽しいなぁと思いつつも、詩吟ほどにはモチベーションは継続できず、結局途中でストップしてしまっています。
とはいえ、まだ捨ててはいないので、また何か縁があったときに書いてみようかな。

12.詩吟のYouTube発信に集中した

これだけの紆余曲折を経て、ようやく詩吟のYouTube発信に注力するようになりました。

紆余曲折してきたからこそ「やっぱり自分には詩吟だ!」「詩吟について話すのは楽しい!」と実感できたのです。

また、育児インスタで培ったCanva操作や、ブログで培った文章能力も相まって、スライド形式のYouTube発信をするようになりました。

ブログを通じてマーケティングについて考えるようになったのもプラスの影響になっています。
「音声配信は聴いている人がまだまだ少ない。そもそも詩吟を聞いてくれるような人は年配の方が多いハズ。そういった方は音声配信よりも、検索でトップに出てくるYouTubeの方が出会いやすいはず」

こういった仮説も当たって、音声配信では完全に頭打ちだったフォロワーが、YouTubeでは止まることなく着実に伸び続けていきました。
これは継続する上で本当にありがたいモチベーションになりました。

「詩吟YouTuber」を名乗ることで、ようやく自分の活動に軸足ができました。そこからメンバーシップ制度「YouTube詩吟教室」も始めましたし、新たなkindle本「詩吟の教科書(初心者編)」も出版しました。

収入を増やす道筋も以前より増えてきて、視野が広がった気がします。
オフラインで人に会っても「詩吟の人」で認識してもらえているので、アイデンティティが構築できたようで嬉しいです。


めちゃくちゃ長くなりましたが、長くなるほどに紆余曲折してようやく「詩吟を活かして副業する」ようになったのです。

はたから見たら簡単でも、本人では気づけない、言われても実感できない、というのはまさにその通りですね。

そんな時は頭の中でもにょもにょ考えるのではなく、やっぱり「とりあえず色々やってみる」のが良いのだと思います。

本当に自分に合っているものは、結局いつかどこかでちゃんと出会えると思うので。


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