プラスチックについて考える
先に謝っておきます。この間堆肥を混ぜていたらプラスチックゴミが出て来ました。ずっと腐らず、分解されないプラスチックについて書きたいと思ったので少し汚い写真も掲載する事になりました。綺麗な菊の写真だけでも良いのですが伝えたい気持ちが勝りましたので、汚くてごめんなさい。
それはそうと、ここのところ体調を崩しておりました。理由は良くわかっているので自業自得なのですが、体調が悪いと書きたい、伝えたいというエネルギーも全く出てこないもんですね。作家さんとか、毎日文章を書くお仕事をされている方を尊敬しちゃいます。ちなみに今は復活しつつあるという感じです。ご心配をおかけしていたらすみませんでした。
さて、話を戻すとプラスチックです。とても便利で私たちの今の暮らしに欠かせないですよね。海のマイクロプラスチックの問題なんかを聞くと環境に良くないという事はよくわかります。地球上の自然循環の中に有機物の分解もあるのですが、プラスチックはその原理原則から外れているので使えば使うほど地球表面に残っていってしまうのです。
先日堆肥を混ぜていたら色んなプラスチックゴミが出てきました。畑に撒く堆肥なので一つ一つ取り除きました。堆肥の元は枝や葉っぱです。アパートや農園の中から出た剪定枝を集めて2〜3年腐らせています。農園の中で循環を作れたら良いなと思い時間はかかる作業ですが取り組みを続けています。そんな農園の中の小さな循環にも、やはりプラスチックは問題になってきます。
今、「秋田緑花農園」とグループ企業の「アトリエ華もみじ」は共同でタネニハプロジェクトを進めています。まだまだコンセプトの域を脱していないのですが、少しずつ行動に移して行こうと思っています。
そのタネニハプロジェクトの根幹を成すコンセプトが「自然で美しい」という考えです。この言葉の中にプラスチック問題とどう向き合っていくかというキーワードが実は隠されていると思っています。人は美しいものに惹かれます。そして私たちはみなさんの美しいモノへの欲求に応える様に花や空間を提供しています。
プラスチックは僕たちの便利への欲求の答えとして普及していきました。プラスチックが美しいというわけではありませんが、みなさんへのサービスに集中してしまうと自然への配慮が欠けてしまうことが有るかもしれません。
この記事を書いているiPadだってカメラだって、温室のビニールだってプラスチックです。だからプラスチックは全部ダメとは残念ながら今は言えません。でも自然に対して想いを馳せる事を忘れずに、未来にずっと続く「自然で美しい花のある暮らし」を作っていきたいと思っています。
自然を想い、そして人を思う事。
その上で成立する美しさは、きっと環境にも人にも優しいものなんでしょうね。
ところで紙ストローってどう思います?
なんかカサカサするし、少し経つとブヨブヨするしでイマイチなんですよねぇ。
農園の小麦で麦ストロー作れないかなぁ。
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