セロペギアボッセリに学ぶ、鈴木さんとの接し方
この記事は、Feedforce Group Advent Calendarの2日めです!特にテーマは固定せずにワイワイ記事を更新しています。
昨日は、人事のなべはるさんの、『ワールドトリガーに学ぶ、スプラトゥーン サーモンランアルバイト攻略』でした。何がきっかけか最近5歳の息子がスプラトゥーンの動画をYouTubeで見ているので、大きくなったら読ませようと思いました。
なべはるさんにならって、ぼくも真面目に書きます。セロペギアボッセリを何かのラスボスたと思っている方も、そうでない方も是非読んでもらえると嬉しいです。
「田中さんと鈴木さんの共通点は?」
それぞれ生まれも、場所も、性別も、身長も、体重も、考え方もほとんどが異なるので個の単位で考えれば当然別人です。でも「田中さんと鈴木さんの共通点は?」と聞かれるとたくさん出てくるはず。
つまり、同じ部分もあるわけです。そりゃ当然だ。
そう考えれば、ヒトとサルは生物学的な種で言えば別ですが共通点はたくさんありますし、ヒトとマウスも哺乳類という点において同じです。だからこそマウスで動物実験が行われる。(ここでは動物実験の是非を言いたいわけではありません)
その延長線でいえば、ヒトと植物も生物であるという共通点を持っていますよね。
動物実験から人間に必要な知見が得られるのと同じように、共通点があるということはそこから学ぶことはあるはず!
与えすぎても、与えなさ過ぎても腐ってしまう
なんとなく観葉植物って毎日水やりをしないといけないイメージありますよね。モーニングルーティンで植物の水やりってなんか素敵じゃないですか。
でも、時期や種類にもよりますが、毎日水をあげていると大抵の観葉植物は根腐れ(根っこが腐ること)を起こして枯れてしまいます。
当然、水が不足しても枯れます。観葉植物を枯らせてしまったことのある人のほとんどは水のあげ忘れによるものではないでしょうか。
与えすぎると腐るし、与えなさすぎると枯れる。
枯らさないためには、土の乾き方や個体をよく観察して、必要なタイミングで必要な量だけ与える必要があるんです。
情報、アドバイス、指示を与えすぎて/与えなさ過ぎていませんか?
個によって成長のタイミングは異なる
植物には冬型と夏型があります。
夏型は初夏~秋にかけて成長し、冬型は冬になると成長します。それ以外の時期は休眠に入って葉が枯れたり、成長が緩やかになるため水やりや肥料をさほど必要としません。
この判断を間違えて、冬型の植物に対して、夏に水やりをしすぎるとこれまた腐ってしまう。休んでるんだから水はいらねーよ、ってことです。
あるいは休眠中の植物を見て、彼は冬型であるという知識がないと、「枯れちゃったから捨てよう」と考えてしまう。理解さえしていれば、焦ることなく「彼は次の成長に備えて休んでいるだけだ。今はそっと見守ろう」と考えられるはず。
個体によって成長の時期やスピードはまちまちです。同じ種類の植物で同じ土で同じように水やりをしていても、大きくなるものもいればなかなか育たないものもいる。
「部屋に緑を置く」という役割は果たしているわけですから、育たないから捨てようっては思わないですし、どちらも個性として可愛いわけですよ。
確かにグングンと育ってほしい気持ちはありますが、そう思ったところで自分ができることなんてこれからお伝えする環境を整えてあげるくらいです。
個に合わせて環境を変える
赤玉土、鹿沼土、日向土、黒土、荒木田土、川砂、腐葉土、たい肥、バーミキュライト、パーライト、ピートモス、ゼオライト、軽石
ざっと書いたんですけど土ってめちゃくちゃ種類があるの知ってましたか?
それぞれ重さ、ph、通気性、排水性、保水性、保肥性が違ってこれまた植物に合わせて選んだりブレンドしたりします。
毎日水やりをしたい人は保水性が低く・排水性が高い土、水やりを忘れがちな人は保水性や保肥性が高い土、自分のスタイルだけでなく植物側にも合わせる必要があります。
変数多すぎな。
それぞれの個性を理解して、自分のスタイルも踏まえたうえで、適切な土(環境、仕事、配置)を用意するってヒトと同じじゃないですかね。
成長段階に合わせて、環境を変える
観葉植物を育てるときに必要な鉢は、一回り大きいものを選ぶ必要があります。
小さすぎると成長した根がいき場を無くし根詰まりを起こしてしまう。結果、十分な栄養を吸い上げることができずに枯れてしまう。じゃあ大きければいいのか?というとそうでもなく、大きすぎると土が乾かずに根腐れを起こしてしまいます。
個体に対して、ちょっと背伸びするくらいの環境がちょどいいわけですよ。
さらには数か月~数年に一度はそれぞれの成長の過程に合わせて、鉢替えをする必要があります。当然植物はどんどんと育っていくわけで、同じ環境にずっといるとだんだんと窮屈になり、成長できなくなってしまいます。
そのタイミングを適切に判断して、より大きい鉢へと環境を変えてあげることでまたのびのびと根を伸ばし成長できるわけです。
はぁ、学びが多い。
一方で急に環境を変えすぎるのもNG
お店で買ってきた植物に対して、「頑張って成長してもらうぞ!」と張り切って窓際のよく日光が入るところに置いたことはありませんか?ぼくはあります。
いくら日光が好きな植物でも、それまで室内や遮光された場所で育った植物に対して急にガンガンと太陽光を浴びせると、急な変化に耐えられず葉焼けを起こし、葉っぱが茶色くなってしまいます。葉焼けしてしまった葉っぱは残念ながら元の姿に戻ることはありません。
葉焼けは決して太陽光が苦手なわけではなく、急な変化が原因。
最初は1時間だけ日に当てる、翌週は2時間、次は3時間、と徐々に環境に慣らしていくことが大事。そうすればだんだんと強くなり、太陽光をガンガン浴びても葉焼けしないツワモノに育つ植物もいます。
最初は慎重に、成長すれば安定してくる
種から育てる場合、最初はすごく丁寧にサポートしてあげる必要があります。
カビが生えないように土は熱湯で殺菌し、根が出るまでは土が乾かないようにほぼ毎日の水やり、ポキッと折れないかつジメっとしすぎない程度の風など、ある程度育つまで最初は細かく管理してあげなければいけません。
ここまで成長してくれればもう安心。定期的な水やりなど、最低限の環境さえ整えてあげればグングン育ってくれるはず。
結局大事なのは“個”をちゃんと見ること
同じ日本で育っている、年齢が近い、性別が同じ、同じ会社に所属している、もちろん共通点はありますが、植物もヒトもちゃんと個を観察して、個に合った接し方をする必要があるのかなと。
水がたくさん必要な人・必要ない人
成長が早い人・ゆっくりな人
管理が必要な人・そうでない人
ハードな環境に耐えられる人・そうでない人
自分のスタイルに合う人・合わない人
あなたのチームメンバーの鈴木さんも、上司の佐藤さんも、個性を持ったセロペギアボッセリだということで。
おまけ:すごい人たちを見ていると、森羅万象を学びにしている。
今回は半ば強引に植物とマネジメントをつなげてみました。
Marketeerを通じて、ありがたいことにすごい方々の話を聞ける機会がこれまで多くあったのですが、それこそ共通点のひとつに、あらゆることを学びにしてアウトプットしていることが間違いなくあります。
失敗体験、成功体験、スポーツ、筋トレ、旅行先での出来事、ニュースあらゆる出来事に対して感じたことの抽象度をコントロールして、仕事に活かす。
そういう方々は多分道端に生えている雑草にさえ、学びを感じることができるんだと思います。ぼくもそうありたいという気持ちを込めての記事でした。
移住して8カ月たって少年院に行くことになった話と、今回の内容のどっちを書こうかなと迷ったのですが、少年院の記事はまたいつかということで!
明日の Feedforce Group Advent Calendar は、Feedforceのmashabowさんです!ワクワク!