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地方創生に必要な重要な要素

今回は、私が超個人的に考える地方創生において、重要だと思っていることを、まとまりなく書いていこうと思います。
学術的な研究に基づくものでもなければ、所属する企業の見解でもありません。
現段階での個人の考えを簡単に書いています。
少しでも共感してもらえる点があれば嬉しいです。


まず結論

地方創生のカギは、子供の頃に劣等感を持たずに、失敗してもチャレンジできる風土を作ること。と考えます。
地方創生、関係ないじゃん…と思った方がほとんどでしょう笑

この考えに至る経緯を以下につらつらと書いてみますので、お付き合いいただけると嬉しいです。

内閣が掲げる地方創生とは

内閣官房・内閣府総合サイトでは、以下の4つの基本目標と2つの横断的な目標が掲げられてます。

■4つの基本目標

  1. 稼ぐ地域をつくるとともに、安心して働けるようにする

  2. 地方とのつながりを築き、地方への新しいひとの流れをつくる

  3. 結婚・出産・子育ての希望をかなえる

  4. ひとが集う、安心して暮らすことができる魅力的な地域をつくる

■2つの横断的な目標

  1. 多様な人材の活躍を推進する

  2. 新しい時代の流れを力にする

政府はこれらの目標を達成するために様々な政策を打ち出し、実行していく事になります。

具体的な例を挙げると以下のような感じです。

  • 企業誘致や地域おこし協力隊を活用して、魅力的な仕事や人が地域に流れる仕組みを作る。

  • 出産、育児の支援を強化する

  • 男性の育児休暇など労働環境に関する法律を整備する

  • デジタル田園都市国家構想交付金(デジ田交付金)など地域のDX推進を支援する助成金を強化する

  • デジ田交付金でウェルビーイングなまちづくりの施策も賄えるようにし、地域そのものの魅力アップにつなげる

要は、地域外の企業、人の力も使いつつ、稼いでいこうぜ!出産、育児も充実させて、移住による人口増だけじゃなく、出生による人口増もしていきたいよね!でも、その地域そのものに魅力がないと、定住はできないから、DXを基盤としてウェルビーイングなまちづくりもしていこうね!という事なんだと捉えています。

個人的にしっくりこない点

個人的には、これらを否定する気もないですし、当然、こうなったら素晴らしいと思います。

その一方で地方創生が語られる際に、前提がしっくりこない点が個人的にあるのです。

それは元々、地域に住まう人の力が足りないという前提に立っていて、外発的な力いるんでしょ?的な発想がしばしば見受けられるという事です。

外発的な力を活かす地方創生

地方創生をビジネスにしようとする時には、私自身もそう(なのかも知れない)ですが、必ずと言っていいほど、東京に本拠を構える企業が、地方自治体や地域の企業に対して、先進事例などを提案してきます。

私自身もそうですし、所属する企業がこれをやる時は、当然、「上から目線で教える」や「東京はすごいんだ」みたいな気持ちは一切ありません。

純粋に、一緒に地域を良くしていくお手伝いをしたい!と思って提案や議論をさせていただいる事をお断りしておきます。

ホントの意味での東京一極集中の是正とは?

内発的な地方創生の要件

そんな想いで提案をする一方で想うのは、地域の人たちが自らアイデアをだし、チャレンジし続けられる土壌があれば、私たちの出番はなくても、地域は自発的に活性化していくはずということです。

そうなれば、多くの自治体や団体にコンサル的な支援をしてきた企業は先進事例のインプットのお手伝いをするくらいで十分になってきます。

地域の一人ひとりがチャレンジできれば地方創生は成る

その段階になってしまえば、地方創生に必要になるのは、地域で地元でチャレンジする一人ひとりを支援することだと考えるようになってきました。

地方創生における企業の役割

ヒト・モノ・カネ・情報・スキル・ブランドなど、チャレンジャーが持ち合わせていない領域に対して、企業や自治体、団体が支援していけば、地域が持続可能に自走していく社会が近づくと個人的には思うのです。

政府の政策は、広義ではこれらを支援するもの。
しかし、今のところ、チャレンジの土壌を作るものとしては足りないように感じます。

この時代、支援するのは企業や団体でなくても、個人でなんとでもなる仕組みが溢れていますし、日々、新しいものが誕生しています。

SNS、クラファン、クラウドソーシング、AIなどで個人で活用できるものがいくらでもあるのです。
企業体や団体に価値を見出すとすれば【安心感】くらいではないでしょうか?

地方創生にホントに重要なもの

そこで、個人として確信に近く思うのは、地方創生にとって、真に大切なのは、チャレンジ、失敗を受け入れ、チャレンジし続けられる風土・土壌であるということです。

そこで、最初に書いた結論にやっとたどり着きます。
学生時代の勉強の成績や運動能力などで、自分は他の人よりも劣っていて、優秀ではない人だと決めつけてる人は多いのではないでしょうか。
これが根強く残り、学生時代が終わっても、自分の上限を決めてしまっている人が、何かチャレンジをするのは、ものすごくハードルが高いです。

だからこそ、子供の頃に、優劣をつけないこと。
周りはそのつもりがなくても、本人がそれを感じて萎縮してしまわないようにすること。

これこそが、地方創生のカギであると私個人は考えます。

「この土壌を生み出すのは学校教育である」と結論付けるのは、少し視野が狭すぎるとは思いますが、教育がその一部を担うのは間違いありません。

この土壌をつくっていく、そこにビジネス的な目線で携われないか思考を巡らせる日々です。

いずれにせよ、この土壌があってこそ、政府、企業の支援が本当に活きてくるはずだと私は思います。

最後に改めて、これは超個人的な見解で、所属する団体の見解とは異なる場合がある事とご理解ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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