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短歌

見るたびに
思い出すモノ
宝物
やってきた事
私の財産


このマフラーはもう30年以上前に
パート先の上司に頂いたものです
70cm✖︎180cmの大判なので
肩に掛けたり膝掛けにしたり
家では洗えないので
クリーニング代惜しさに使わずに
眠り続けた年代もあった

物持ちは良い方だけど
30年前から使っているモノは
あまりない
20年前くらいのものなら
ザラにあるけれど

まだ若かった私は
使いこなせていなかった
子ども達が小さい頃は
出かけた時に寒かったら使おうと
大きなバックに入れていた
出番のないまま持ち歩いていただけ

確か、、同じブランドの手袋も一緒に頂いた
あれは、かなり使っていたので
穴が空いてしまい捨ててしまった
懐かしいなぁ〜

あの当時、私よりも若かった主任も
もう50歳を超えているのか
こんなプレゼントをした事も
たぶん、忘れてしまったでしょう
どんなおじさんになっているのかしら?
結婚したのかさえ知らない
想像してもあの頃の若い顔しか浮かばない
もう二度とすれ違うことすらない気がする
それでも、私の中では懐かしい思い出

このストールを見るたびに
思い出すのでしょうね
どんどん薄れていく記憶
でも、度々思い出すことは忘れにくい
楽しかった記憶は私の宝物

様々な経験があって人は歳を重ねる
辛かったり、悲しかった事も
楽しかったこと、嬉しかった事も
全て大切な私の財産となる

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