私がデイトレで勝てるようになるまでに、どのようなことをしたのか？

参考になるかどうかわかりませんが、デイトレで勝てるようになるまでの流れを簡単にまとめてみました。

①トレードスタイルごとの成績をノートにつけていた
↓
②ノートを読み返したら、「リバウンド狙い」での成績が良いことに気付いた
↓
③リバウンド狙いだけでトレードした
↓
④あるトレードで値動きを見ていたとき、「なんだ、こうすれば勝てるじゃん」という気付きがあった
↓
⑤その気付きをトレードに取り入れた
↓
⑥リバウンド狙いの手法ができて、デイトレで稼げるようになった

①トレードスタイルごとの成績をノートにつけていた

私自身、ノートをつけるのが好きです。
ノートをつけると、「自分が成長していく気がするから」です。
トレードを始めた頃から、ノートをつけていました。

デイトレの成績も毎日つけていました。
それも、トレードスタイルごとに分けてつけていました。

たとえば、
リバウンド狙い　7勝3敗
押し目買い　1勝2敗
ブレイクアウト　1勝2敗
飛び乗り　0勝3敗
というように。
勝敗のほかにも、トレードスタイルごとの損益もつけていました。

②ノートを読み返したら、「リバウンド狙い」での成績が良いことに気付いた

ノートはマメにつけていたのですが、読み返すことはほとんどありませんでした。
しかし、あるとき、じっくり読み返していました。
デイトレがなかなか上達しなくて苦しんでいたからです。

すると、リバウンド狙いの成績が良いことに気付きました。
当時は、まだ手法と呼べるようなものは確立していませんでした。
リバウンド狙いはトレードスタイルの1つでした。

③リバウンド狙いだけでトレードした

ノートを読み返して、リバウンド狙いの成績が良いことに気付いたので、しばらくの間、リバウンド狙いだけでトレードすることにしました。
とにかく負けたくなかったので、成績の良くないスタイルは、しばらくの間、やらないことにしました。

④「なんだ、こうすれば勝てるじゃん」という気付きがあった

トレードスタイルを1つにしぼり込んだら、やりやすかったです。
「ここ、押し目かな？」
「そろそろ、高値をブレイクしそう」
などと、ほかのスタイルのことを考えなくてよかったので。
リバウンドを獲ることだけに集中すればよかったので、精神的に少し楽になりました。

そして、あるトレードで値動きを見ていたとき、大きな気付きがありました。
「なんだ、こうすれば勝てるじゃん」
と思いました。
詳しくは書けませんが、「高確率で勝てる状況」がわかったのです。
これに気付いたとき、ものすごく興奮した記憶があります。

⑤気付きをトレードに取り入れた

気付きがあった日の大引け後、さっそく、トレードに取り入れることにしました。
これがけっこう難しかったです。
「高確率で勝てる状況」についてはわかったのですが、「どうすれば、その状況で買えるのか」がわかりませんでした。
必死に考えました。
そして、なんとか、トレードに取り入れることができました。

⑥リバウンド狙いの手法ができて、デイトレで稼げるようになった

気付きをトレードに取り入れて、さっそく、翌日からこのやり方でトレードをしました。
最初のトレードは、あっさり勝ちました。
それでも、半信半疑。
「勝てたのは偶然かも」
しかし、その後もこのやり方で勝ちが続きました。
「もう、信じてもいいだろう。ついに、デイトレで稼げる方法を手に入れた」
このように思った記憶があります。

この成功で、なんとなく、「勝つコツ」をつかみました。
そして、少しずつ手法を増やしていき、値動きや状況によって使い分けるようになりました。
メインの手法は今でもリバウンド狙いです。

『二階堂重人のリバウンド狙い手法 1分足編（デイトレ・スキャルピング）』

勝てるようになったのは偶然、気付きがあったからなのですが、その前の段階で「リバウンド狙いにしぼり込んだ」というところが、ポイントだったのかな、と思います。
誰しも、得意、不得意があります。
また、合う、合わないもあります。
不得意なもの、合わないものだと、なかなか上達しないはず。
とくに、合わないものだと、脳のどこかで拒否してしまうので、「学び」も「気付き」もないでしょう。
自分が得意なトレードスタイル、自分に合ったトレードスタイルを伸ばすことが大切だと思います。

まとめると、
自分が得意なスタイル、自分に合ったスタイルを早くに見つけ、それを伸ばしていく。
やり続けていると、気付きがある。
それを取り入れて、どんどん改良していく。

二階堂重人のプロフィール
専業トレーダー。デイトレ歴21年。著者累計は102万部を突破。
著書は『最新版 株デイトレードで毎日を給料日にする!』『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』など多数。
トレードスタイルはリバウンド狙いがメイン。押し目買いと波乗りスキャルピングも。
FXもやってます。