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軍手とキックボクシング

キックボクシングジムに通い始めてから知ったのですが、練習をする時にはグローブの下に軍手を着けることが常識のようです。
「軍の手」と書くくらいなので、戦いとか格闘の為に生まれてきた手袋なのでしょう。本当の語源はわかりません。
今回はグローブの下に軍手をハメる意味について考えたいと思います。


1. 軍手をする理由を聞いてみた

  • 汗を吸収してグローブを汚れから守る

  • パンチの衝撃を吸収して拳を守る

ジムの体験クラスに参加する際の持ち物で、「軍手」がありました。初めは軍手をグローブの代わりにするのかな、と思いましたがそうではありませんでした。
練習のクラスではジムに置いてある貸し出し用のグローブを嵌めるのですが、共用グローブなので直接嵌めることは衛生的にあまり良くないとのこと。確かに手のひらにもたくさん汗をかきます。わたしとしてもグローブを直接素手にでつけるより安心します。
またグローブだけではパンチをした時の衝撃を受け止めきれず、拳にケガしてしまうこともあるようです。そんなに厚くはない軍手ですが、つけていた方が拳を守ることができるとのことです。


2. 効果はあるの?

自分のグローブを買ってから、軍手をつけなかった場合どうなるかを確認してみました。1時間の練習中、練習後の結果はこんな感じです。

  • グローブの密着感が低い

  • グローブの中がいつもよりしっとりしている

  • 親指の皮がグローブと擦れてめくれてしまっている

衛生面以外にも効果があるようでした。グローブ自体は革製のため、そこまで手にフィットするものでもありません。軍手はグローブと手の隙間を埋めてくれます。
また擦り傷のような地味なケガからも手を守ってくれていたようです。思ったよりも軍手効果はあるようです。

3. 理想の軍手

軍手なんてどれも同じだろうと思っていたけどそうではありませんでした。それぞれ素材や、柔らかさや、色や、触り心地が…
とにかく素材が違うので、着け心地や取り扱いのし易さが異なります。キックボクシングを始めていなかったら、軍手の細かい違いなんで気づかなかったでしょう。ありがとうキックボクシング。
いくつか試してみたところ、理想の軍手というものがありそうです。それは、「ある程度柔らかく、毛羽立ちが少ないもの」です。手に直接装着するもので、かつパンチもしなければならないので、手に軍手の摩擦が加わります。硬い素材であれば、せっかく手を保護してくれる軍手が擦れることで拳に軍手の擦れ痕が少しできます。ただ、俺はキックボクシングをやっているんだというアピールにはいいかもしれません。
また、ただ柔らかければいいというわけでもありません。柔らかい素材は毛羽立ちます。練習中は軍手を嵌めたままグローブを着けたり外したりするためにマジックテープに触ることになります。軍手の毛羽立ちはそのマジックテープによく絡まり、だんだんマジックテープの凸の方が白くなってしまうのです。(楊枝を使えばなんとか綺麗にすることはできます)

4. バンテージというものがある

手の保護をするための軍手について話してきましたが、手を守る専用の道具がありました。それがバンテージです。
バンテージはちょっと厚い包帯のようなもので、3m〜4mくらいの長さです。手にうまいこと巻きつけることで、グローブの擦れだけではなくパンチをした時のダメージから拳や手首を守ることができます。ペラっとした布で頼りない気もしますが、使い始めてからとても効果があったことを実感しております。
実際、手首に巻き付けてもそこまで固定はされません。しかし、手首とグローブの間の隙間をいい感じで埋めてくれるので、グローブの手首部分の硬さで手首を守ることができます。
しかし、バンテージを巻いたとしても指の部分は剥き出しなので、グローブとの擦れが発生します。バンテージの上からさらに軍手をしてみるのもいいでしょう。私はそうしています。

4. まとめ

新しいことを始めてみると、あまり気にしていなかったもののことが新鮮に感じられたりします。
そういえば中学生のころ、冬の時期にいつも軍手を嵌めている同級生がいました。なんかカッコよく見えてわたしもこっそり軍手をして学校に行きました。今回もまた軍手にお世話になることにします。

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