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俺のX 2024年9月①
8/22
今回の更新(8/21夜の更新分)の最後がだいぶとっちらかったのは、別のメモから引っ張ってきて貼ってたやつがそのまま残ってたからです。なんか青春ドス黒メンヘラっ子ものを書こうとしたときのやつ。なんだそのジャンル。そしてなぜ貼った。
読むのを悩んでるって言ってた『パーティーが終わって、中年が始まる』ですけど、結局普通に買って読みました。面白かった。
著者の方は僕よりちょい上ですけど、概ね自分の感覚と重なりましたね。「昔(若い頃)と今の感覚の違いに戸惑いつつもそれを受け入れるしかないことはわかっていて、なおかつその変化(老化?)みたいなものも決して悪いばかりのものではない」みたいな、すごく低血圧というか低空飛行というか、平成サブカルっぽいダラダラ弛緩した雰囲気があって、とてもよかった。
あと何より文章がお上手で、読ませるな~って思った。なんだ偉そうに。いや、なんかこういうのこそ、文章がうまいって言うんだよなって。言っていいよね。うまかったなあ。
自分がこの記事マガジンでダラダラ書いてるような繰り言をさらに精度・純度高く、巧みな文章で構成したら、あの本のようになるかもしれない。いやならんか。
何にせよ俺はこの記事マガジンを別に続けていいんだなと思った。「俺のX」はなんというか散歩みたいなもんだからな。パーティは終わっても散歩は続けたい。
8/23
闘病日記みたいになるのがイヤだからずっとボカして書いているけど、もうそれもなんか面倒くさくなってきた。
ということで、投薬治療が始まることになりましてね。たいそう憂鬱です。週明けから始まって半年間だから、来年の2月までか。いやだなー。
8/27
ついに来たか、というか。なんだろうか、入り混じるね。今さら? とも思うし。
でもリアルタイムに追ってきた伝説のバンドの再結成ということで心が躍らないといえば嘘になるな。日本公演も観に行ったことあるし、ちゃんとファンではあるから。なるほど。なんだかんだ、やはりうれしい。オエイシスの話です。
不思議なもんで、これだけのことでなんかちょっと気持ちが前向きというか、上向きになるもんだね。そもそもバンドっていうのが不思議だからかな。
そういや、流行りの『地面師たち』ね。観ましたよ。ほとんどイッキ見だった。
あれですよね、複数のレイヤーが緊張感でビシーッとつながってて、観賞中ずっと綱渡り状態が続いていく感じ。これには覚えがあるぞ。大好きな『ブレイキング・バッド』とかの海外サスペンスドラマの質感に近いんだ。あー好き。
なんかこう、海外俳優ってよほどのスターじゃないとあんまり私生活情報とか知らないじゃないですか。そうでもないかな。でもそのお陰で、ドラマとか映画とか観ててもすぐ「お話の人」っていう認識になってくれる。
日本人俳優だとけっこういろいろな情報が頭をかすめてしまって、うまくお話に没入できないっていうことがよくある。あーこないだ離婚してたなーとか、この映画の撮影の頃はまだ大丈夫だったのかなーとか。うるさいよね。うるせえってなるけど、これはもう仕方ない。
だからこそ、全体を通して日本人俳優であることが気にならないような作り方が、脚本なり演出なり映像効果なりでなされていると、観終えてからおおーってなってそれはそれで楽しいんですけど、『地面師たち』はそのへんすごく意識的で、おおーってなった。だいぶ削ぎ落としたな……ってなったし、勇気あるな、とも思った。
これこれこういうのですよ、とホクホクしつつも、昨今のおっさんの顔色をうかがいながら企画を通さないといけないテレビ業界ではさすがにもう難しいのかなとか、いよいよさみしくもなった。
日本のテレビだからできてたことっていうのもすごくあるはずだし、ネトフリみたいな海外資本のほうが自由度が飛びぬけて高いとも思えない(もっと別の顔色をうかがう必要もあるもんね、ポリコレとか売上とか)。
でも、こういうグウの音もでない作品をポンとお出しされちゃうと、さすがに、うーんって。不祥事だ不倫だ離婚だ暴言だ派閥だとか面白おかしくこねくり回してるうちに、それこそ『地面師たち』の詐欺集団みたいなトチ狂ったクリエイティブに足元をすくわれるんじゃないかとか。いらん世話か。でもがんばってほしい。日本のテレビは今でも好きだから。
8/28
台風がすごいことになっている。大丈夫か。このままでは実家周辺が蹂躙されてしまうという予想。大丈夫じゃないな。遠方から祈るしかない。
今のところの実害としては明後日のライブに参加するはずのベースのまるくん(佐賀在住)が予約してたフライトが欠航になったことくらい。くらい、って言っているけど決まってる公演に穴を開けるっていうのは出演者としてはたいへん忍びない……いま別便を探しているけど、どうなるか。