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他人にも自分にも「前提にしている事」が伝わりやすい
先月の話です。
僕は某企業で私的な所有物の点検をする予定がありました。
その点検に法的義務はありませんが、その企業との関係性上いつも参加しています。
その所有物は頻回に使う訳ではないので「めんどくさい」というのが本音だったのですが。
長い付き合いの前任の担当者が退職して、後任の担当者から前日に電話がありました。
「明日は点検の日ですが、大丈夫そうですか?」
というフレーズです。
正直、イラっとしたのです。
理由は「この人は予定をすっぽかすリスクがあるのでは…電話しておこう」というのが伝わってきたからです。
(ちなみに前任の方からは電話はなかったです。)
もし「相手はしっかりしている」前提なのであれば電話をしません。
そして「一応リスク管理を行うのだが、相手の事をリスペクトしている」前提なのであれば、「明日の点検、お待ちしております。よろしくお願いいたします。」という内容だと思います。
「大丈夫そうですか?」というフレーズは出てこないと思います。
他の例で言うのなら、親から「勉強しているのか?」と言われたら、子供は「勉強してなさそうと思っているのか?」と苛立つような事です。
「前提にしている事」が他人に伝わりやすいのだなと思いました。
そして…時は流れて今月、過去に会った成功者の話を思い出し、今回の内容も踏まえて気づいた事があります。(仮説の様な内容ですが)
それは、自分に対しても「前提にしている事」が伝わりやすいという事です。
例えば「異性からモテたい」と思っているのは、「自分は異性からモテない」という前提なのではないでしょうか?
もし「モテない」ではなく、「普通orモテる」と思っているのなら、「自分に合う理想の相手はどんな人?」「相手に良い接し方が出来る自分とは?」の様に違う着眼点なのではないか?と思います。
そういえば、僕が理学療法士として上手くいってなかった時は「クレーム来ないようにしよう。患者さんから嫌われたら嫌だな」と思っていた時期がありました。
理学療法士として喜ばれる事が増えてきた頃からは「相手の困っている事はなんだろう?」「自分は何が出来るだろう?」と思っていました。
きっと僕の前提が変わったのでしょう。
今でも上手くいっていない事・悩む事は沢山ありますけれど、自分に対して「前提にしている事」を観察し、違う前提で自分に伝えていくと、人生が変わっていくかもしれませんね。
ワクワクします。
皆さんも「前提にしている事」は何なのか、たまにフォーカスしてみて下さい。
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