近年の超サイヤ人1は初期の超サイヤ人1じゃない!
ドラゴンボールにある程度詳しい人ならば当たり前の話かもしれないが、この記事は「DBは読んだことあるけど、そこまで詳しくない人」向けに書いています。
私が言いたいことはタイトルのとおりです。
近年、超サイヤ人1として紹介されている超サイヤ人は、初期の超サイヤ人1とは別物です。
正確にいうと、近年どころか20年以上前からです。
それこそドラゴンボールが連載していた魔人ブウ編の頃からその兆候はありました。
はっきり言います。
現在、悟空やベジータが見せる超サイヤ人1は、セル編において精神と時の部屋で修行した悟空と悟飯が最初に身につけた、超サイヤ人状態でも穏やかにいることができ、総合的な戦闘力も底上げされている状態です。
発しているオーラの形状も違います。
まずは、現在の超サイヤ人1についてお話ししていきます。
現在の超サイヤ人1は、「超サイヤ人第4段階」または「超サイヤ人フルパワー」とも呼ばれます。
ここからは超サイヤ人第4段階と呼びます。
魔人ブウ編からの超サイヤ人1は、皆この形態です。
登場したばかりで超サイヤ人になった悟天と現代トランクスもDB超に登場したキャベ、カリフラ、OVAやゲームで超サイヤ人化したバーダックもこの形態です。
(セルゲーム時のベジータ、トランクス、ケール、ブロリー(Z時、超時共に)は違います)
この形態の悟空は穏やかさを身につけ、邪悪な心がなくなっているので、超サイヤ人に変身していても元気玉を作れるはずです。
(サイヤ人絶滅計画での発言、純粋ブウ戦の最後に超サイヤ人に変身して元気玉を放っていることからして)
続いて、初期超サイヤ人についてお話しします。
初期超サイヤ人というのは、「超サイヤ人第1段階」とも呼ばれ、ナメック星で悟空がはじめて変身した形態です。
ここからは超サイヤ人第1段階と呼びます。
その後、未来トランクス、ベジータ、精神と時の部屋で修行中の悟飯、未来悟飯が変身しました。
作中で確認できるのは、この5人だけです。
身体を纏うオーラは超サイヤ人第4段階ほど激しくありませんが、性格は興奮状態になります。
この形態に変身した悟空は一人称がオラからオレに変わり、穏やかな心を持っていないため、元気玉を作ることができません。
未来トランクスも少し攻撃的になります。
ベジータは元々好戦的な性格なので、そこまで変化はありません。
登場してしばらくは作中最強の存在でしたが、話が進むごとに敵の強さがインフレし、この形態では勝てなくなりました。
よって悟空たちサイヤ人は精神と時の部屋で修行し、この形態を超える力を身につけます。
そして全員が修行を終えた段階で、この超サイヤ人第1段階は一切登場しなくなりました。
強さも連載当時で、この2つの形態にはかなりの差があります。
超サイヤ人2
復活完全体セル
完全体セル
超サイヤ人第4段階
セルジュニア
超サイヤ人第2段階(超ベジータ)
セル第2形態
16号・セル第1形態
神コロ様・17合
18号
セル第1形態(ジンジャータウン時)
超サイヤ人第1形態
100%フリーザ
※強さが判断しにくいキャラは入れてなかったり、超サイヤ人一括りにしたりしています。
(例.セルゲーム時のピッコロ、パワーだけならセルをも上回る超サイヤ人第3段階のトランクス、ジンジャータウンから逃走したセルが超サイヤ人第1段階ベジータを見て焦るなど)
このようにセルゲームの時点で、完全体セルには及ばないものの、それ以下の形態のセルには余裕で勝てる超サイヤ人第4段階と、17号・18号には歯が立たず、第1形態セルにも勝てないのが、超サイヤ人第1段階です。
これで「近年の超サイヤ人1と初期の超サイヤ人1が違う」というのがお分かりいただけたでしょうか。
また気が向いたらドラゴンボールの記事を書こうと思います。