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SUITS シーズン2
マイク、ハーヴィー、レイチェル、ドナ、ジェシカ…
海外ドラマ「SUITS」の話ではない。
僕の仕事着のスーツの話の続編。
初めてのスーツは19歳の時、成人式を前に買ってもらった。
チャコールグレーの無地のスーツ。
「成人式」「大学3年の時のアメリカ研修」「姉の結婚式」など
このグレースーツはお気に入りで特別な日に着ていた。
学生時代の愛読していた雑誌は「メンズクラブ」で、1950年代にアメリカで生まれたトラッドスタイルの「アイビールック」が、当時の1980年代の日本で流行っていた。
アイビーとは「校舎にからまる蔦(つた)」を意味していて、「アイビールック」はアメリカの伝統ある名門大学(ハーバード、イエール、コロンビア、ペンシルバニアなど)に通う学生のファッションからきていた。
ネイビーのブレザーやチノパン、オックスフォードのボタンダウンシャツ、ローファーなど、どれも憧れなスタイルだった。
当時の「メンズクラブ」では、そのアイビーリーグに通う学生のキャンパスライフなども取り上げられていて、結構、影響を受けた。
(残念ながら学問ではなく、ルックスであったが…)
そんなこともあり、社会人になって買うスーツはトラッドが基本で、色はネイビーかグレーの無地かストライプ。
上着は3つボタンの段返りの中1つ掛けタイプでゆったりしたシルエット
パンツはノータックで、裾は3.5㎝のダブル
シャツはオックスフォード地のボタンダウンシャツ
ネクタイはストライプのレジメンタルタイ
靴はリーガルのタッセル
今はないが「ニューヨーカー」ブランドが好きで、金額的にも手ごろで、渋谷の店にはよく行った。
結婚にあたって「結納返し」で青山の「ブルックスブラザーズ」のスーツを妻から買ってもらった事があった。
僕にとっては青山の「ブルックスブラザーズ」のお店に入ることも敷居が高かったので、「ブルックスブラザーズ」のスーツはその1着のみ。今でもそのスーツはクローゼットに入っている。
スーツを着るようになり30年以上経ち、スーツを購入した店も色々とあったのだが、最近ではセミオーダーでも安いスーツが作れるようになり、ここのところは、2着5万円で作れる「GINZA GLOBAL STAYLE」の銀座店で落ち着いている。
いまだに上着は3つボタン、パンツの裾は3.5㎝のダブルのトラッドのスーツにこだわりを持っている。
ブランドではないが、体にフィットしたお気に入りのスーツを着ていたい。