【美術note】『箱根ラリック美術館』赤いクラシックカーがお出迎え
箱根仙石原に『箱根ラリック美術館』がある。
アール・ヌーボー、アール・デコという
2つの美術様式で活躍したフランスのガラス工芸家
そして宝飾デザイナーである
「ルネ・ラリック」の作品を展示した美術館である。
こう書くと、
さも「ルネ・ラリック」について
知っていたかのように思われるかもしれないが
正直に言うと
ここ箱根で働くようになる前まで
「ラリック美術館」の存在も
「ルネ・ラリック」という芸術家の名前すらも知らなかった。
ミュージアムの入り口には
真っ赤なクラシックカーがお出迎えしている。
この赤いクラシックカーは
「フォード T 型(1920年製)」と出てくる。
この赤いクラシックカーには
ラジエーターのキャップに
ルネ・ラリックがデザインした
カーマスコットが備えられている。
カーマスコットとは自動車のボンネット
に付けられる装飾品のこと。
クラシックカーのシンボルがガラスでできており
ラリックはカーマスコットを初めてガラスで作成した。
後にラリック美術館のオーナーになるになる収集家が
当時、車を収集していた頃
パリの蚤の市でこのエンブレムを見つけた。
それがガラスでできていることに興味を持ち
そのことがきっかけで
ラリックの作品を収集するようになったという。
ラリック美術館の営業の方から
ミュージアムを案内してもらった時に
聴かせて頂いたトピックです(^^)/
箱根にお越しの際は是非
「箱根ラリック美術館」にお立ち寄りください。