金的袋の考察…❣ 月初め特番!
神は時として人間にむごい仕打ちをなさる。それも選りに選って男だけに!神が哺乳類の雄をお創りになった時、なんの恨みがあって一番大切なものを一番不便な場所…つまり体外にお創りになったのだろうか?
これじゃ邪魔者扱いである。それも実に粗末な袋に入れてである。俺は男のあの袋が美しいと感じたことは未だかつてない。
美しいどころか、邪悪である。思わず目を背けたい位なのだ。外に出すなら出すで、もう少し体裁の良い入れ物は創れなかったのか!
ブランド物のバッグとまでは言わないが、シワシワのきんちゃく袋に毛まで生えていちゃ誰だって目をそむけたくなるのだ。
俺にはチンチンの袋を体外にお創りになった神様の意図が理解できない。 この積年の疑問を、俺は母校である上智大学の神父さんにぶつけたり、イタリアのバチカン宮殿へ行った折りも、枢機卿にお伺いしてみたが埒があかなかった。まず俺の質問の意図が理解できなかったようなのだ。
俺は哺乳類の全ての雄を代表して質問したのだけれど… 「なんで雄の一番大切な器官である睾丸を粗末な袋に入れて、外に出しっぱなしにしたのですか?」
「これにより、どれだけ雄が苦労しているか、神はご存知でしょうか?」 百獣の王ライオンは袋の中のタマタマが揺れて草原を走りにくく、枯れ枝に股間を引っ掛けたりしてどれだけ獲物を逃がしたことか!
カバは水の中で袋をピラニアに突っつかれて、どれだけ溺れそうになったことか!
寝相の悪いゾウは睡眠中に己の体重でタマ袋を押しつぶし、どれだけ痛い思いをしたことか!
そそっかしい俺は、しばしばテーブルの角に袋をぶつけ、どれだけ失神したことか!
しかし、枢機卿の答えは簡単明瞭だった。 「動物園で聞いてください」 馬鹿も休み休み言ってほしい。これは動物園で解決する問題ではない。
これは神が、哺乳類の全ての雄に与えたセクハラである! 男の大切なものを粗末な袋に押し込み、それを邪魔な足の間にぶら下げ、外敵の晒しものにするとはなんと云うことか!
百歩譲って、諸事情から体外に出すとしても、もう少しアイデアが無かったのだろうか…オデコの上とか…脇の下とか…背中とか方法ななかったのだろうか…口の中なんてどうだ? オーマイゴッド! 考えただけで吐き気がしてきた。
このタマ袋の正式名称は「陰嚢」というがこんな字を書ける奴はまずいないだろう。 インノウ…嚢は元々の語彙は「ふぐり」と云って財布などの物入れの意味があるが、元は松の実…松ぼっくりの事だ。
俺たち男の一番大事なものは、松ぼっくり程度の価値観なのである。まぁ訳知り顔の似非インテリは、こう云うだろう「タマ袋は、中のタマタマの温度が一定になるように、外に出してあるのです」
前世紀のたわけた学説を吹聴するな!そんな固定観念の医学だから新型コロナウイルスに歯が立たないのだ! 外気温は関係ない。哺乳類の雄はアフリカの熱帯から、北極の厳寒の海の中まで生息している。
なのに、雄のタマ袋が全員、身体の外…ってどう説明するつもりなのか? この際、枢機卿でも大学教授でも政府高官でも総務省の官僚でもいい。会食などしていないで、この問題を真剣に考えてほしい。
えっ!お前は誰だって? エエイ❣ この陰嚢が目に入らぬかって…ありゃ印籠だったね。 最もコウモンには近いけど…