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久々のゴルフ…懐かしい人に会った❣
ゴルフ場だ! 多分、ここは大磯のレイクウッドだろう。美しい新緑の中にウオーターハザードが点在している。
誰と一緒の組かは不明だが、とにかく4人のティショットが全てミスショットでラフの中だ。
同組の人たちが次々に第二打を打つ。俺の打つ番だ。しかし、クラブがないのだ。キャディさんがいないんだ。何処へ行ったのだろう…
4番アイアンが欲しいのに…キャディさんを大声で呼んでも来ない。すると突然林の中から現れた農家のおっさんがクラブを貸してくれた。
7番アイアンだ。おばさんが貸してくれたのはピッチングウエッジだ。結局距離的に足りないが7番アイアンで打つことにした。
ボールはラフの中で潜っている。俺は距離を稼ぐ為にフルスイングした。 ありゃ!いけねー!空振りだよ。メンバーはすでにコースの先へ行っているので俺の居場所は見えない。
俺は今のスイングがいかにも素振りだったように装って、もう一度アドレスしてスイングした! しかし! また空振りだよ! 焦った!焦ってスイングするから何度やっても空振りばかりなのだ。
こうなったら仕方がない。反則を承知でボールを掴んで、打ちやすい処へ移動させた。そして力いっぱいスイング! が…空振り!
その時だ、隣のコースを回っていたゴルファーが、俺の横へ来て同じように空振りしているではないか!
そのゴルファーは頭に血が上ったらしく突然、持っていたゴルフクラブを力いっぱいへし折ってしまった。
ん…❣ こんなことをする人は…ひとり知っているぞ…やはりそうだった。 友人で作曲家の三木たかしさんだ。
二人で大笑いしてゴルフをやっている事を忘れ、業界の話をしながら風呂へ入ってしまった。そして突然思い出した…三木さんは既にこの世には居ない人だった。それに気づいた時、ふわっと目が覚めた。
しかし、三木さん会えるとは…楽しいゴルフだった。三木さんは本当に短気で、よくクラブをへし折る人だった(笑)