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航空機の墜落か!その時…

砂浜でビーチボールを蹴っている。可愛いポメラニアンが脚に纏わりつく。ボールのとんだ先には5メートル程の土手があり、川も流れている。

片瀬川だ。すると…砂浜は鵠沼海岸だろう。まだ砂丘や松林があるから子供の頃の鵠沼だ。女子寮もあるが、こんな建物は初めて見た。

更にボールを蹴ると、その先に真っ赤な十字架が無数に立っている。見渡す限りの十字架なのだ。そっと触ってみると、それはスチロールで作られている。テレビのセットの書き割りみたいで可笑しかった。

突然、上空で轟音が響き渡った!見上げると…ノルマンディの戦いのように沢山のパラシュートが大空に咲いている!中にはパラシュートが開かずに地面に叩きつけられる兵隊もいる。死人はいない。

空の上ではボーイング727がダッチロールで不自然な旋回をしている。 乗客たちがパラシュートで次々に脱出している。

その時だ!ボーイングが俺に向かって突っ込んできた。俺は大声で叫んだが声が出ない。声にならないのだ。でも、不思議に怖くはない。

突進してくる航空機を冷静にボクシングで鍛えたウェービングやダッキングでかわしている。

航空機の機長もテクニシャンで、なんとか砂浜にランディングした。ドアーが開きJALのCAたちが降りて来た。みんな美人揃いだ。

そして、俺に向かって飛行機に乗れと言うのだ。俺はびっくりして逃げ出したが…どうにも足が上手く動かない!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ…と声にならない叫び声をあげてる最中に…目が覚めた。

飛行機が大嫌いなので、なるべくなら乗りたくないし、乗るときはパラシュートが欲しいと、いつも願っている。

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