「本質眼」へようこそ。 これまでの経験から得た智恵やビジネスエッセンスを中心に棚卸したいと思います。 これまで外資系会社時代や現在の会社内でも社員メンバーを対象に、たびたび「荒木塾」を開講してきましたが、今回、こちらのnote上で若手ビジネスパーソンの皆さまに向けて発信していきたいと思います。少しでもヒントになればうれしいです。また、ご意見や感想があればぜひ聞かせてください。そのフィードバックが私自身の勉強にもなるのでm(__)m ※写真:ボストン公共図書館(2013年
よくある会議中の会話。 「もろもろ決めないとですね」 「それについては今後検討していきましょう」 「そこは考えないとですね」・・・ こんな状況を見過ごしてませんか? とにかくその場を乗り切るための最強のセリフですが、こんな進め方ではプロジェクトは一向に進みません。 ただ無駄に時間がかかってしまい、結局何事も進まない。ダメなプロジェクトでよくある典型的な失敗例。 そういうプロマネのことを("遣唐使"をもじって)"検討使"(けんとうし)と呼びます。検討ばかりしていて一向
ビッグボスで一躍注目されている「監督」業。 国内ではまず現役時代の実績があり、誰もが知っている"元一流選手"のイメージがあると思いますが、米国ではちょっと事情が違います。 以下、米国MLBの実態: ・30球団中、メジャー経験のない(マイナーのみ経験の)監督がなんと6名も! ※2021年ワールドシリーズを制したアトランタブレーブスのブライアン・スニッカー監督もメジャー経験なし ・さらに、マイナーすら経験していない(高校野球の指導者出身)監督が1名(そのマイク・シルト氏(カ
「知っている歌手、推しの歌手を観る」時代から、「知らないアーティストを知る(機会)」という番組コンセプトの変更や視聴文化の変化に振り切った方がいいんじゃないかな。 そのためにも多様性あふれる選考委員を揃えたり、視聴者も選考委員に入れたりすると同時に、その選考委員、選考プロセス、選考されたストーリーなどを数か月前から見える化して盛り上げるとかね。 ある意味、その年の若者からお年寄りまで、様々な世代で刺さった曲のキュレーション番組的に。 そもそも今回の紅白のテーマを「カラフ
何十年も学校や英会話スクールで英語を勉強しているのに話せない。 日本人は英語が苦手、読めるけど話せない、海外に住まないと無理、などなど、諦めていませんか? そんな方にぜひ読んでいただきたいです。 英語は海外に行かなくても十分に話せるようになります。ただし、正しい勉強法をすれば、の話です。 これまでの英語の勉強を思い出してください。テキストや参考書を使ってませんでしたか? 話す英語は試験ではありません。 今まで皆さんが使ってきたテキストの英語を日本語訳したとします。
ここ数年の紅白歌合戦はいかがでしたか? 「知っている歌手が少なくなったな・・・」って思ってませんか? NHKだってわざと”知らないアーティスト”を選出しているわけではないですよね。 時代は変わったのです。 国民全員が同じ方向を向き、マスメディアを頼りに、”流行っている曲”をみんなが口ずさんでいた時代。そんな時代はとっくの昔に過ぎ去りました。 みんな違う。「推し」という言葉が流通しているのはまさに今の時代を承知しています。個人が自分の好きなモノ、コトに向かい、その中で
不確実性の高い経済環境、社会環境の中、中長期的な視点で就職する企業が将来どうなるかは予想不能な時代に突入しています。 就活する上で考えるポイントとしては、その企業や業界の成長性より、「自分の成長性」を重視してかんがえることをお勧めします。 昨今言われている「ジョブ型」への移行も、今回のコロナによってさらに加速していくでしょう。逆説的な言い方をすれば「終身雇用の終焉」です。極論ですが、その"ジョブ"がなくなれば、その人材は不要になることを意味します。 これからは完全に「人
給料を「もらう」と考えている時点で給料を大幅に上げることは難しい。これは言い切れる。 給料とはもらうものではなく、自らで稼ぐものだからだ。 そんな単純な法則をわかっていない人があまりにも多い。 会社は学校ではない。どんなに真面目に頑張っていても結果が伴わなければ会社としてはコストでしかない。 給料は責任の代償なのだ。 その思考の違いだけで行動が変わり、5年後のポジション、スキルに大きな格差が生じるものだ。 そう、結果とは「実績」であり、責任の大きさとは「投資」(期
ビジネスパーソンであれば誰しも転職を考えたことはあるだろう。 私自身もこれまで4回の転職を経験してきた。幸いのことに、どれひとつ後悔はしていない。むしろ、最高の転職ができてきたと思っている。 しかし、周りをみると転職に失敗した人も多いのも事実。 それらの理由も様々だが、まずもって、転職の理由が間違っているケースがあまりにも多い。例えばこんな理由: 1)給料が安い 2)上司が・・・ 3)会社が・・・ 4)評価されない(昇進できない) 5)ここでは学べない(環境が悪い)
「失敗から学べ」は正しい。 一方で、「失敗を許容してくれる会社(上司)じゃない」と言う人があまりにも多い。 でも、そういう人に限って、そんな"現場"に直面したことがない。つまり失敗経験がない人だったりする。 失敗自体が悪いわけではなく、失敗を活かすことでチャンスが生まれるのである。 失敗とはアクションをおこした証である。 ハイリスク・ハイリターンという言葉があるようにリスクが大きければ大きいほどリターンも大きいものだ。 ただし、、、 リスクとは失敗ではない。
難しい問題や話題になると、「自分には無理」と諦めてしまう人があまりにも多い。 諦めるのは早い。人間の能力はそこまで違いはないから。 どんなに難しいテーマであっても、自分なりに解釈し、「要は何」ってシンプルにかみ砕き、自分の言葉で説明できるレベルまで掘り下げて脳にインプットすることで、どんなテーマでもとりあえず理解できるものだ。 この「とりあえず」が重要。この時点では質は問わない。 これを「ネッティング」と呼ぶ。つまり、余計なものを排除してシンプルに表現してあげることだ
誰でも「普通」のことはそつなくこなせるものだ。 優秀と言われる人材も同じ。 彼等、彼女等的には「普通」のことを当たり前にようにこなしているだけ。 もちろん、本人も特別とは思っていないケースがほとんどだ。 問題はこの「普通」にこなせる範囲(数)が人によって違うということ。 これが世間で言われる優秀か否かの違い。 ひとつずつ「普通」を増やすだけ。 誰にもチャンスは転がっている。
「勉強したいけど仕事が忙しくて時間がとれない」っていう人いますよね。 いやいや、勉強しないから仕事に時間がかかっちゃうんだよ説(笑) アスリートが練習しないで試合だけやってるいるようなイメージ。 そんなわけないよね。ビジネスパーソンだっていっしょ。 特に20代が勝負。急がば回れ。 仕事って誰でも時間とともに成長して一定のレベルで仕事ができるようになるもの。それって業務を通じていろいろ覚えられるから。 でも成長に個人差がでるのは、業務の種類に依存するから。 「でも
最近よく話題になっている「ニューノーマル」時代とはどんな時代なのか。 それはこれまでの生活様式や、仕事様式を新しいスタンダードに変えていこうという流れが一般的な理解。 一方で、個人も会社も「個別」の時代だ。 あえてノーマル化(標準化)する発想でなく、 「個別の集合体」がノーマルとなる時代へ という認識がいいだろう。 言い換えるとノーマル自体がなくなる時代になるんだと思う。
説得力を高める3Cとは: 1.COPY(圧倒的な情報入手量) 2.COOK(自分の言葉に加工/構造化) 3.COMPARE(別のものに例えて説明する力) ネットで得た情報をそのまま人に伝えてもなんの価値もない。ググれば出てくる情報だ。 本当のインプットが欲しければ、本を読む、人に会うに限る。 本に書いてあることは、他の人の知識や知恵を、著者なりに意訳した内容も含まれる。つまり、著者は「自分の言葉に置き換える」(上記1+2)という作業を通じて、物事の新しい捉え方を示して
数十年前から1人1台のパソコン時代に入り言われ続けている「ペーパーレス化」 このペーパーレス化は、コロナ禍に直面したことにより、その特性が様変わりしてきているように感じる。 というのも、昨今のペーパーレス化は「紙がデジタライズされる」というアウトプット様式の代替としての効用だけではなく、そもそもの(アナログ、デジタルにかかわらず)"ペーパー"の必要性に変化が起きているように思う。 具体的に言うと、資料そのものが圧倒的に少なくなり、前なら資料を作っていたであろう内容が口頭