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【日記】2025年1月後半 船に乗り橋を渡り、東京ドームで絶叫する

2025年1月20日(月)穴八幡と日本橋クルーズ

お腹の調子もゆるゆると回復して来たので、毎年恒例、西早稲田の穴八幡宮へ。「社伝によると、1062年(康平5年)に、源義家が奥州からの凱旋の途中、この地に兜と太刀を納め八幡神を祀った」とのこと。※Wikipedia参照。
963年前か。歴史ある神社だ。
江戸の庶民からも信仰を集めていて、蟲封じのほか、商売繁盛や出世、開運に利益があるとされている。
有名なのが「一陽来復」のお守り。お守りを受け取れる期間は毎年冬至の日から翌年節分の日までなので、冬至の日などは、早朝から長蛇の列になる。

晴れ渡った穴八幡宮

我が家も毎年、お守りを受領している。長蛇の列に並ぶ年は、知り合いの顔もちらほら見かけたりするので、何となく照れ臭い感じもあるのだけれど、今年は平日にお参りしたため、列もなくすんなりお守りを受領することができた。
そして、お隣の法生寺へ。「一陽来福」守りの創始だそうで、こちらにも毎年参拝。見上げるとお多福が屋根の上で微笑んでいる。

見上げると福瓦。ちょっと怖い。

神社仏閣双方からお守りをいただき、節分の夜にふたつとも所定の方角に張ったりもするので、我ながら欲深くて良いなと思う。

その後、出掛けたのは日本橋。

日本橋の麒麟像。格好良いです。

今年は東京の中の江戸を感じたいと思っていたので、まずは起点の日本橋から始めようと思ったのだ。
で、船に乗った。

日本橋クルーズ船

東京に46年間暮らしていて、日本橋から船に乗れるなんて、全く知らなかった。これは、おススメ。
いくつもの橋をくぐり、90分ほどでまた日本橋に戻ってくるのだけれど、ぼんやりと歩いていた東京が、まったく別の街に思えてくる。
家光の時代の江戸城の石垣が残っていたり、お茶の水あたりの堀は伊達政宗率いる仙台藩が手掘りで掘ったお堀だったりと、まあ、江戸の街づくりの凄さが令和の世でも体感できる。

清州橋とスカイツリー

隅田川にも出るのだけれど、その昔大川と呼ばれていただけあって、本当に大きい。何度も渡ったことあるのになぁ。なんで今さらビックリしているんだろう。水に浮かんでみて、初めてその大きさが実感できたみたい。
かの渋沢栄一翁が、東京をヴェニスのような運河の街にしたかったというのが納得できる。
そしてまた堀に戻るのだけれど、水道橋の裏側には、東京大空襲の被弾の穴が残っていたり、関東大震災で焼けた船が石の橋桁で燃え続け黒く焼け焦げた跡が今でも生々しく残っている橋もある。
江戸と東京は地続き。私はそこに生きているのかと思うと、胸が震えて来る思いがした。
※この詳細は、後日noteのマガジン「大江戸ほろほろ町歩き」に書く予定です。

クルーズを堪能して船から降りて、老舗百貨店三越へ。
日高ショーコさんの愛蔵版コミックス「日に流れて橋に行く」を読み始めたところなので、中央区への愛や日本初の百貨店誕生秘話なんかに胸がときめいている最中の私にとって、これは聖地巡礼でもある。
そして、三越に入って息をのんだ。何だ、これ。

三越一階吹き抜けのモニュメント

三越には何度も入ったはずだったのに、吹き抜け部分にこんなモニュメントがデーンとあるなんて、知らなかった。未知との遭遇だよ。
1960年頃からここにあったらしいので、見ていなかったのか。まさか。いくらなんでも気づくだろ。でも、初めて見た。気がする。

天女(まごころ)像 裏側

私は、見ているようで何も見ていなくて、何も知らないらしい。愕然とする。それにしても圧倒的な質量。なんか、情報量が多すぎて口数が少なくなってしまった。
消化しきれないほどの、盛りだくさんの一日。

2025年1月31日(金)ラポスタ2025で絶叫する

ラポネというのは、芸能事務所。「プロデュース101ジャパン」というオーディション番組から誕生した5組のアーティスト(JO1・INI・DXTEEN・ME:I・IS:SUE))が所属している。
その5組のアーティスト総出演のライブが行われた。東京ドームで。
私はアイドルを応援するのも、ファンクラブに入会するのも初めてで、4年程前は、アイドル応援の勝手がわからず右往左往していたのだけれど、もうおひとり様でも堂々としたものだ。本日、参戦した。
一塁側スタンド席、前から31列目。まずまずだ。ペンライトをチェックし、周囲の客層を観察する。子どもから同世代までファン層は幅広い。よしよし。私の周囲には、同世代と思しき女性が集まっている。ほっとしつつ、一瞬ここはシルバーシートなのかと勘繰りたくなったが、中学生くらいの子どもたちもいたので、それはないと思いたい。
出演の5組とゲストの韓国のボーイズグループZEROBASEONEは、オーディション番組を全部観ていた。彼らの涙も頑張りも見届けたので、ある程度は詳しい。そして一気に6組もステージが観れるってのが、非常に嬉しい。
ライブが始まると、ドームの天井が破れるかと思うくらいに会場から「キャー!」という悲鳴が上がる。あぁ、これが、これがあの黄色い声ってやつか! 今まではコロナ禍で声が出せなかったり、声援解禁になっても、遠慮してしまい叫べなかった。今回は、私自身も解禁だ。生れて初めて「キャー」と叫んでみる。これ、タイミングを間違えると、悪目立ちをするので気を付けないと。
推しのJO1登場。あぁ、そうか、そうですか。これでもか!ってほどに楽しませてくれるじゃあないか。
嬉しい。楽しい。そして、身体を揺らしてリズムに乗ったりもすると、さらに嬉しさが湧き上がってくる。
ME:IとIS:SUEの女の子たちが、一緒に歌って踊っているのを観て、涙ぐんだり、格好良い男の子たちに笑ったり絶叫したりしながら、あっという間に3時間経過。

それにしても、東京ドームシティとラポネがコラボをしていて、レストランで彼らの考案したメニューが食べられたり、さまざまなスペースで遊ぶこともできる。ここでは、素晴らしいエンタメビジネスが成立しているんだなとひたすら感心し、肩、腰、膝をかばいながら帰路についた。
なかなか濃い1月が終わる。

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しげのぶ真帆*散文と朗読「まほろふ舎」
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