職人の技。
職人不足、後継者不足ということをよく耳にします。
伝統工芸に興味を持っている方は沢山おられます。
にもかかわらず、職人が減っているこの現状。
どうしてなのでしょうか。
このような問題は色々なところで論じられています。
なんとなく、理由は重い浮かぶのではないでしょうか。
・現代の大量生産・大量消費の社会
・高度経済成長に伴った労働形態と若者の労働観の変化
・生活様式の変化
結果、需要の減衰。
自然も変化し、原材料の調達も難しい。
材料は高騰し、収入は減る…つまりはこのままでは生活出来ない…。
職人さん自身が、誰よりも人に薦められる仕事ではないと思っているのではないでしょうか。
より安い製品が求められ、壊れたらまた新しいものを買い、伝統工芸品への関心はあったとしても、現代の暮らしの中には取り込みにくい。
どこをどう見渡してもお先真っ暗!(笑)
でも。
日本の技には理由があります。
そこに興味を持ち、感じ取ることができれば、技の継承は可能です。
また、その理由に興味はなくとも、いいものはいい!
良さが伝わる力のあるものを作ればいい!
職人が減ってきているとはいえ、まだまだ素晴らしい技を持たれてる職人さんはおられます。
そして、仕事関係外の方々でも、このような話を聞いてくださる方が周りで増えて来ています。
光は射しています。