学生生活でも、就活でも、やっぱり必要。文系学生のためのコンピュータ・リテララシー
新年度が始まり、非常勤で担当している大学の授業の準備を進めています。ふっと思い出して、オフィスの本棚から取り出したのが、『文系学生のためのコンピュータ・リテラシィ読本』。ローカスという出版社から刊行いただいた読本シリーズの一冊です。
そして、いま、授業の準備をしている女子大学で、講義を担当するきっかけにもなりました。専任の先生がカリキュラムと担当者を検討しているときに、書店で手に取り、連絡をいただいたのがご縁です。
刊行は1999年4月1日。なんと25年前。この翌年にご病気で急逝されたローカス取締役の藤森洋志さんに企画から、原稿の内容までさまざまにアドバイスいただいたこともなつかしいです。
章立ては以下の通り。
学生生活とコンピュータ
新しいキャンパスの姿
コンピュータを利用するために
パソコンの基礎知識
インターネットの基礎知識
スキルアップのためのポイント
就職活動に役立てる
今見ても、なかなか良いのではないかな。新しいキャンパスの姿は、コロナ感染症拡大後、オンライン授業も導入され、さらに新しくなりました。
文系学生もIT企業や、AIを活用した新しい仕事の仕方に関心があり、コンピュータや情報活用のリテラシーは、ますます必要になっています。
テクイカルライターとして情報を伝えたり、扱うスキルを、授業や企業研修でも伝えています。
似た分野の書籍、『情報倫理 ネット時代のソーシャル・リテラシー』は、今年、改訂3版が出ました。教科書として使ってくださっている先生たちと、新たに同シリーズで別の書籍も進んでいます。
志半ばで天に召された藤森さんのことを偲び、感謝します。